2016年3月の札幌でのアレクサンダーテクニークとボディマッピングのグループレッスンで、ピアノ奏者の方とレッスンしました。
初対面のピアノを演奏するのが苦手ということでしたので、楽器に脳の中の身体地図を拡張するワークを行いました。
実は楽器や道具に触れると、うまくいくときには、脳の中の身体地図が道具や楽器にまで拡張します。
うまくいっているときには、指が鍵盤に触れた瞬間、私たちの脳の中の身体地図(ボディマップ)は、フェルト付きのハンマーにまで拡張するのです。
これを身体近接空間(ペリ=パーソナル・スペース)といいます(『脳の中の身体地図』サンドラ&マシュー・ブレイクスリー インターシフト刊を参照した)。

特に、ふだん練習に使っているご自分の楽器を、発表会や演奏会の演奏会場に持っていけないピアノ奏者が、あまりなじみのないピアノを演奏するときに、うまくいかないことが多いです。
そこで、傘を使った”植木屋さんごっこ”を行いました。
身体近接空間(ペリ=パーソナル・スペース:脳にマップされた身体の外側の空間)を確実にピアノのエスケープメントのところにまでに拡張させるためのワークです。
この前後に鍵盤を使ったワークもありますが、割愛します。
効果は主に次の2つです。
- ピアノが弾きやすくなる
- 音の質を思った通りに変えることが容易になる


さらに1歩進んで、脳の中の身体地図をハンマーにまで、より進んでマップする方法もありますが、ここでは割愛します。
この日の札幌でのアレクサンダーテクニークとボディマッピングのレッスンで、全体で行ったことやまとめは、下記のリンク先へ
お悩みのあるピアノ奏者向けのアレクサンダーテクニークとボディマッピングのレッスンの詳細は下記リンク先へ。
ピアニストの方に-演奏中の腕・肩・首・腰への負担を減らしたい方、運指を改善されたい方、オクターブの連打が苦手な方、重量奏法・重力奏法を身につけたい方
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