

肩に力の入りやすいというお悩みをお持ちのピアノ奏者の方とレッスンをしました。
まず演奏していただきました。

肩・肩甲骨・脇の下の方向を示す
演奏中に「からだ」をぐにゃっとされる傾向があったので、アクティビティに至るまで時間をかけてレッスンをしました。
リラックスしようとして、「よかれ」と思って、演奏中にぐにゃっとする方は実は非常に多いです。
しかし、そのようにすると、「からだ」のなかの力の通り道が塞がれて、鍵盤に作用するための力や鍵盤から戻ってくる反力が、「からだ」のなかで無用な衝突を起こすので、うまく行きません。
アレクサンダーテクニークのインヒビション-?ディレクションを使って、伸びやかになる必要があります。

坐骨の方向を示している
特に脱力しようとして、あるいは腕の重さで演奏しようとして、鍵盤に指が降りて行くときに、脇の下や二の腕や肩を押し下げる方がいらっしゃいます。そうなると、肩や腕の”力の通り道”が塞がれて、肩や腕や肘に負担がかかり、音の強弱や音の質のコントロールが難しくなります。
手が矢状面に近づくとき、あるいは右手が左へ行くとき、左手が右大きく動きとき、肩甲骨を内側に寄せやすく、それも肩の強張りに繋がりますので、注意が必要です。
レッスンでは、おもにその2点を行いました。
2016年4月27日(水)に東京学芸大学の音楽専修入門セミナーで教えました。その講座のレポートです。
総論として、冒頭で行ったことについては、『2016年4月27日(水)に東京学芸大学の音楽専修入門セミナーはあがり症にも焦点を当てる』をご参照ください。
ピアノ奏者とのレッスンについては下記の写真をクリックしてください。

コメントを残す