アレクサンダーテクニークで全身を伸びやかにする
2015年6月17日(水)東京学芸大学の第1時間目の授業(音楽専修入門セミナー)でのアレクサンダーテクニークのお講座での、ピアノ奏者の方とのレッスンです。
アレクサンダーテクニークの全身を伸びやかにする基本の4つのディレクションを経験していただき、「からだ」が伸びやかになると、ボールを毬つきしてもらったときに、ボールの地面からの跳ね返りが変わることを経験にしていただいています。
ボールを毬つきする-ビフォー・アレクサンダーテクニーク
たいへいの方は、ボールを下につくときに、脇の下を押し下げます。別の言い方をすると、胸から腕に向かう筋肉、背中から腕に向かう筋肉を共収縮させます。
すると、肩や腕や場合によっては腰などの「からだ」への負担が大きい割には、ボールに力が届きません。実はピアノの演奏で、鍵盤に指が降りて行くときにも、同じようなことをしがちです。
ボールを毬つきする-アフター・アレクサンダーテクニーク
しかし、アレクサンダーテクニークを使って、その共収縮をやめると、鞠つきするときの「からだ」の負担が減り、しかもボールの跳ね返りが大きくなります。
ビジュアル的にも、筋感覚的にも同時に理解していただくと効果が高いです。
下の左の写真は、ピアニストさんに広背筋の二の腕を下ろす役割を説明しています。
アレクサンダーテクニークを使って、ピアノを演奏する
アレクサンダーテクニークを使って、全身が伸びやかなまま。演奏すると、
必要な力(重さ)が鍵盤に伝わり、鍵盤から戻ってくる反作用の力(反力)も全身に分散します。その結果、
「からだ」への負担や違和感が少なくなるだけではなく、
ご自分のイメージにより近い表現ができるようになり、音の響きが変わります。
2015年6月17日(水)東京学芸大学の第1時間目の授業で、アレクサンダー・テクニークを教えました。そのレッスン・レポートです。
全体で行った総論とまとめは、『ご報告:東京学芸大学で、演奏を専攻される方たちにアレクサンダー・テクニークの授業をしました(2015年6月17日)』をご参照くださいませ。
アレクサンダーテクニーク教師かわかみひろひことのレッスンのお勧め
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