レイアウト変更:2011/4/25
掲載日: 2003/9/26
アレクサンダーテクニーク教師養成コースの訓練生風邪をひく
2003年9月25日(木)に、わたしの通っているアレクサンダーテクニークの教師のトレーニング・コースで、今日の学んだことを書きます。
私は、風邪を引いている。とにかく咳が止まらないし、鼻水も出る。けれど、長すぎる。もう3週間も風邪を引いている。なんか、おかしい。
アレクサンダーテクニーク教師養成コースでの咳に関するレッスン
トレーニング・コースで、ディレクターの先生が、
「じゃあ、これからactivity(生徒が特に観察してみたい自分自身の動き、あり方)に時間を取ろう。なにかやりたい人はいるかい?」と(英語で)いつものように、私たち訓練生に向かって、おっしゃった。
ひろひこ:「咳について、見てみたい。ずっと、風邪を引いているけど、ほんとうに風邪を引いているのか? それとも、私自身の使い方の問題なのか、見てみたい」
他の訓練生たち:「(笑い声)」
ディレクター氏:「咳はたいていの場合、自分の意思で、やめることができるんだ。咳をしていたら、いつまでたっても、咳が出続ける。咳が出そうなとき、自分の全体性に戻るんだ」
ディレクター氏は、そう言いながら、手を置いてくれた。楽になるが、彼が手を離すと、
ひろひこ:「ああ、また出そうだ」
ディレクター氏「そうだね。」
また咳が出る。
ディレクター氏「いいかい、自分自身にワークし続けるんだ。そうすれば、少しずつ、気管が潤ってきて、咳は自然に止まる。とにかく、君はこれを1週間自分で続けて、その後どうなったか、ぼくに教えてくれたまえ。」
アレクサンダーテクニークのワークを続ける
そして、それから、自分自身にワークし続けている。具体的には私自身に余裕を与え続けることと(インヒビション)、身体が縮こまりそうになりそうなときに、全身にくまなく伸びやかになる方向(ディレクション)を送り続けることを繰り返す。
まだ、1週間は経っていないけど、風邪を引いてから縮こまっていた体が、どんどん大きく膨らんできている。
ワークし始めて、1時間くらいは、特に呼吸が大きくなって、喉を通る空気が、湿ってくるのが分かる。そして、全身から暖かい、よく湿った空気が出て行くようになり、からだのなかの潤いがどんどん戻ってくる。
そういえば、過去に怪我をしたために、それ以来ずっと体に不調を抱えていると訴える大勢の方たちに、わたしは、今までレッスンしてきた。
そして、わたしがその人たちにレッスンを行って、彼ら自身が行っている有害な動きをやめてもらうと、彼らの痛みがなくなるとか、より自由に動けるようになるとかいうことが、何度もあった。
今回のアレクサンダーテクニークのレッスンも、それと同じで、実はなんの不思議もない。不思議はないので、先生のアレクサンダーテクニークのレッスンなしに、自分ひとりで気づけなかったことが、ちょっと残念だった。まだまだ、成長する余地があるぞっ!
コメントを残す