アレクサンダーテクニーク札幌レッスンで、フルート奏者の方とレッスン
2016年3月に札幌のアレクサンダーテクニークのグループレッスンで、フルート奏者の方とレッスンをしました。
![フルート演奏とアレクサンダ-テクニーク](https://alexanderdiscovery.jp/wp-content/uploads/2016/04/AdobeStock_97358089-s-200x300.jpeg)
アレクサンダーテクニーク初体験のフルート奏者の方からのフィードバック
フルート奏者の方からの初回のアレクサンダーテクニークのレッスンに対するフィードバックは次の2点です。
- フルートをを構えるときの左の肩甲骨を”外に”と思うことが、画期的だった。
- 呼吸も楽になった。
アレクサンダーテクニークの”肩甲骨は外に”のディレクション
肩甲骨は”外に”というアレクサンダーテクニークのディレクションについては、次のリンク先をご参照くださいませ。
アレクサンダーテクニークのレッスンで、フルート奏者の呼吸が楽になった理由
アレクサンダーテクニークのレッスンで、呼吸が楽になったのはなぜでしょうか?
理由は2つあります。
- 楽器を構えるときに、背中側をそらすことが減るため、二の腕を下ろす広背筋が緊張しなくなるため。
- 実は息を吸うときに使う吸気筋は横隔膜と肋間筋を除くと腕についているため。
1つめについては次のリンク先をご参照ください。
2つめについては、上の図を見るとはっきりしますね。楽器と腕を持ち上げる筋肉が呼吸にも使われるので、楽器を構えるときに、目いっぱい筋肉を使ってしまうと、息を吸うのに使うための余力がなくなります。
しかし、アレクサンダーテクニークを使って、二の腕を下ろす筋肉(広背筋)の緊張が減ることで、楽器と腕を持ち上げるために筋肉はさほど緊張せずに済み、息を吸うために使う余力が生まれます。
![アレクサンダーテクニーク教師かわかみひろひこと、ピアニスト辰巳京子が描いた、胸郭を下げる筋肉と胸郭を広げる筋肉 原図 三木成夫 「生命形態学序説」を改変](https://alexanderdiscovery.jp/wp-content/uploads/2016/10/1712c58d9b1f4f220c7843918add4199.jpg)
ちなみに、私のアレクサンダーテクニークの学校のホームページでは、腕は手の骨・前腕の骨(尺骨と地橈骨)・二の腕の骨(上腕骨)・肩甲骨・鎖骨・胸骨であると一貫して主張しています。
呼吸(外呼吸)については、下記のリンク先をご参照ください。
この日の札幌でのアレクサンダーテクニークとボディマッピングのレッスンで、全体で行ったことやまとめは、下記のリンクをご参照ください。
アレクサンダーテクニーク教師かわかみひろひこのレッスンの勧め
フルートや管楽器の演奏にお悩みや課題のある方は、次のリンク先をご参照ください。アレクサンダーテクニーク教師かわかみひろひこのレッスンは、きっとお役に立ちます。
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