アレクサンダーテクニークの講座で、音がつぶれがちなピアノ奏者の方とのレッスン

アレクサンダーテクニークの講座を宇都宮大学教育学部の音楽専修で

2016年3月3日(木)の午前中に宇都宮大学教育学部音楽専修の生徒さんたちに、アレクサンダーテクニークをご指導させていただきました。授業の中でピアノ奏者の方とレッスンさせていただきました。

アレクサンダーテクニーク教師の観点から見た、ピアノ奏者の演奏中の癖

まず演奏していただいて、鍵盤に指が降りるときに、胸から二の腕に向かう筋肉と背中側から腕に向かう筋肉が過度に収縮していることにきづきました。

「からだ」のなかの"力の通り道"を開く
「からだ」のなかの”力の通り道”を開く

そのために「からだ」のなかの”力の通り道”が分断され、演奏中に腕や指に過度な負担がかかっていました。

また椅子への腰の下ろし方が、若干椅子に向かって潰れていました。これも”力の通り道”を塞ぐ原因になります。

アレクサンダーテクニーク教師からのピアノ奏者への課題解決のためのレッスン

椅子に支えラエルが、椅子に墜落しないで座る
椅子に支えラエルが、椅子に墜落しないで座る

解決のために、

脇の下に向かってある方向を思うことと、

小道具としてバランスボールを使って、椅子に支えられるが、椅子に墜落しないで座るのはどういうことかというのを経験していただきました。
それを踏まえたうえで、手と言葉でサポートしながら、ピアノを演奏していただきました。

しかし、音の響きに変化がありました。短い時間にあまりにたくさんのことをやるすぎて、生徒さんを混乱させてしまったかもしれません。

ピアノ演奏とアレクサンダーテクニーク
ピアノ演奏とアレクサンダーテクニーク

2016年3月3日(木)午前中に、宇都宮大学教育学部の音楽専修の学生さんたちにアレクサンダーテクニークボディマッピングの講座をしました。このブログ記事はその報告です。

全体で行ったこととまとめは、『ご報告:3月3日(木)宇都宮大学教育学部音楽専修の方たちにアレクサンダーテクニークの出張講義』をご参照くださいませ。

アレクサンダーテクニークのレッスンの勧め

和音やオクターブやトリルやトレモロがうまく弾けないなどのお悩みをお持ちのピアノ奏者の方へのレッスンは下記のリンク先をご参照くださいませ。

ピアニストの方に-演奏中の腕・肩・首・腰への負担を減らしたい方、運指を改善されたい方、オクターブの連打が苦手な方、重量奏法・重力奏法を身につけたい方

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ABOUT US
かわかみ ひろひこアレクサンダーテクニークの学校 代表
第3世代のアレクサンダーテクニーク教師。2003年より教えている。 依頼人である生徒さんへの共感力、課題改善のための活動の動きや言葉に対する観察力と分析力、適確な指示、丁寧なレッスンで定評がある。
『実力が120%発揮できる!ピアノがうまくなる からだ作りワークブック』、『実力が120%発揮できる!緊張しない からだ作りワークブック』(ともにヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス)の著者。
アレクサンダーテクニーク教師かわかみひろひこのプロフィールの詳細