舞台の本番で過度に緊張したり、あがり症になったり
職場のプレゼンテーションであがり症になったり、
自己紹介であがったり、
などのステージフライトになりやすい方は、外界と私たち自身とのあいだの境界があいまいであることについて、以前書きました。
それについては、こちらをご参照ください。
今回はどんなときに境界としての皮膚があいまいになるのかについて書きます。
かなり重い話を書きますので、それなりの覚悟をしてご覧ください。
どんなときに境界としての皮膚が曖昧になるのか?
1.恒常的に弱くなる原因になりうるもの
大規模な災害にあった
大規模な災害をテレビや新聞等のメディアで見た。
幼少期に虐待にあった
幼少期に性的虐待を受けた
親御さんにネグレクトされていた
DVの被害者である
突然大事な人と死に別れた
激しいスポーツ競技を引退した
恒常的に職場で大きなストレスにさらされている
外科手術を受けたことがある
交通事故にあったことがある
転ぶのを繰り返す
2.一時的に弱くなる原因になりうるもの
境界を超える経験をしり、高揚したりする前後
例えば、舞台の本番、職場のプレゼンテーション、実技試験、競技スポーツの試合前後
とても悲しい経験をしたとき
とてもうれしい体験をしたとき
境界としての皮膚があいまいなときに、他にどんなダメージがあるのか?
あがりやすくなたったり、極度の緊張をしやすくなったり。
小さな刺激で、言い換えると、ちょっとしたことで、精神的なダメージを受けやすくなる
大変そうな人を見るだけで、あるいは怪我をしたり、病気をしたりというお話を聞くだけで、精神的にも肉体的にも大きなダメージを負う、
※ 社会的にうまく対応している方も多くいらっしゃるので、ふだん会ったり、一緒に仕事をしたりする機会が多くても、まったく分からないことがあります。
どのようにして課題を解決するのか?
アレクサンダー・テクニークのインヒビションの原理
湧き起ったものを受け取りつつも、つかまえずに一瞬一瞬手放すことによって、新しい動きが起こる余裕を与えることになります
その他に次の方法もあります。
皮膚のボディマッピング
拙著『実力が120%発揮できる!ピアノがうまくなるからだ作りワークブック』(ヤマハミュージックメディア)に掲載しました。
この本はピアノを演奏されない方にも役立つ、実践的なアレクサンダーテクニークのワークブックです。
内臓のボディマッピング
拙著『実力が120%発揮できる!ピアノがうまくなるからだ作りワークブック』(ヤマハミュージックメディア)にversion.7を掲載しました。現在レッスンで主に行なっているのはversion.8です。
適度な視界の広さ
狭くしすぎる人は広く、広くしすぎる人はまとめる。左右の目で異なる場合もあります。ご自分で判断するのは難しいかもしれません。
症状が重いと、身体感覚・身体意識を取り戻すレッスンが逆効果になることがありますので、その場合には別のアプローチを取ります。
関連講座またはレッスン
あがり症・過度な緊張からの回復と集中力の回復
大事な場面であがったり、過度な緊張をするのは自律神経(からだ)が関わります。こころの問題ではありません。
また大事な場面でに集中力が途切れ、素に戻ってしまうのは、脳の使い方です。
自律神経と脳の適切な使い方を学びます。
東京個人レッスン
横浜個人レッスン
体験グループレッスン
2020年2月2日(日)9時15分から12時45分
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