原題がアレクサンダーテクニークであるこの本の基本データ
原題 The Alexander Technique
サラ・バーカー著
北山耕平 訳
姿勢術というタイトルは、ネイティブ・アメリカンの本の翻訳で名高い翻訳者の北山耕平さんがつけたもので、原題にはないし、アレクサンダーテクニークは”姿勢術”ではない。
『アレクサンダーテクニーク』と私かわかみひろひことの出会い
かわかみが最初に読んだアレクサンダーテクニークに関する本。
当時18歳だった私は、古流の武道を行っている関係で、小笠原流礼法について調べていた。小笠原流の本の横にこの本があった。
ほとんど内容は分からなかったが、写真が非常に魅力的であった。
連絡先はアメリカ合衆国。。。と書かれていて、当時レッスンを受けることを諦めた。私が実際にアレクサンダーテクニークのレッスンを受けるのは27歳になってからである。
ベテランのアレクサンダーテクニーク教師マージョリ・バーストウさんに捧げられた本
巻頭に「マージに捧げる」と。マージ!? 亡くなった妹さんか誰かしらと18歳当時は思っていたが、後にアレクサンダ-テクニークの第1世代の教師のマージョリー・バーストウ師のことだったことを知る。その名前は現在の私にとってはとても重要だが、当時はそんなことになるとは思いもしなかった。
マージョリー・バーストウ師については、マージョリー・バーストウをご参照ください。
『能力を出しきるからだの使い方アレクサンダーテクニーク入門』出版の経緯
後にビイングネットプレスから、新しい翻訳版が出版されたが、この旧翻訳本の方が写真が素晴らしい。
また新訳版は、頭を横に傾けるときのディレクションの方向が誤っている(原著者に確認済み)。
ある日ビイングネットプレスという出版社からご連絡があり、この本を新たに翻訳して出版したいというご連絡があった。
私は片桐ユズルさんにご連絡し、北山さんの新しい訳は片桐ユズルさんが監訳することになった。
サラ・バーカーさんにずっとお会いしたかったが、2007年当時キャシー・マデンさんにお聞きしたところ、
「サラはもうアレクサンダーテクニークを教えていない」
というお返事をいただき、残念に思った。
その後、2008年にサラが来日したが、彼女はアレクサンダーテクニークを継続的に教えており、そして2008年の夏にアイルランドで開催されたATIの年次総会でお姿は見かけていた。
新訳本はこちらで紹介している。
アレクサンダーテクニーク教師かわかみひろひこのレッスンの勧め
アレクサンダーテクニーク教師かわかみひろひこのレッスンをお勧めします。
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