弦楽器奏者ならだれでも知っておきたい呼吸のこと

ヴァイオリン先日、ヴァイオリン奏者の方とアレクサンダー・テクニークのレッスンをしましたた。

その方とは、2008年の4月以来なので。ずいぶん長くなりました。

 

前々回のレッスンで、呼吸に関して、「管楽器奏者は音を出すときには、息を吐き続けるのですが、ヴァイオリン奏者の方たちはどうなんですかね?」と聞いてみました。

 

その後、いろいろと発見があったようです。
あくまでも彼女の場合は、ですが。。

 

 

演奏中にちょっとした失敗をするときには、余計なタイミングで息をとっている。また、以前のレッスンで指摘されたように、量的に息を吸い過ぎると、「からだ」がびっくりするという側面もある。

 

どういうときにそうなるのかというと、共演者が完全に息を止めているときや、曲の考え方が違うのか、思いもよらぬところで入ってくるときにそうなることもある

 

相手の演奏に引きずられることが意外に多かった。

 

相手に引きずられないのは、自分自身がこの曲はこういう曲だ。このように弾くのだということがはっきりしているときには、共演者の思いもよらぬ入り方にも、惑わされないし、合わせることもできる。

 

しかし、練習したからどのようにも弾けるというレベルで望んだ曲の場合は、相手に引きずられる。
この”どのようにも弾ける”は、曲に対して、このように弾くのだという確信があったうえでの”どのようにでも弾ける”ではなくて、それよりも段階的には前の檀家。

 

アレクサンダーテクニークのレッスンを受けてこられて、「からだ」のことに注意を向けるのか、音楽の方により向かうのか、今まで何度も悩んできて、その都度少しずつ乗り越えていらしたそうですが、今回はもしかしたら、完全に乗り越えることができるかもしれないとおっしゃいました。

 

 

音を出しているときに、息を吐くのは、管楽器の演奏だけではなく、ヴァイオリンやヴィオラなどの弦楽器の演奏にとっても、ミーンズ・ウェアバイ—活動に必要な手段なのかもしれません。音楽のリズムは呼吸のリズムなのでしょう。きっとそのように音楽はできている。
 

ミンーズ・ウェアバイについては、アレクサンダーテクニークの7つの原理をご参照ください。

 

レッスンのご案内

関連するテーマのレッスンです。各回に行使が設定したテーマがございますが、受講者の方たちから他のリクエストがございましたら、できるかぎりお応えします。

 

自由な呼吸と本当の声を取り戻す

座奏が苦手な管楽器奏者の場合には、解決の糸口を提供できます。

弦楽器奏者の場合には、呼吸しやすくなる方法です=合わせやすくなる方法です。

2019年7月22日(月) 14:00-16:30 東京・荻窪グループレッスン

2019年7月28日() 9:15-11:45 横浜・大倉山グループレッスン

2019年8月21日(水) 19:00-21:30 東京・荻窪グループレッスン

 

 

指の動きを改善する

管楽器奏者・弦楽器奏者のの運指を改善する方法を学びます。

2019年8月25日() 9:15-11:45 横浜・大倉山グループレッスン

2019年8月26日(月) 14:00-16:30 東京・荻窪グループレッスン

 

 

北海道レッスン

2019年7月12日(金) 9:15-15:45 北海道・札幌グループレッスン 仮申し込み受付中

 

2019年7月13日() 9:15-15:45 北海道・札幌グループレッスン

 

2019年7月12-13日(金-) 北海道・札幌個人レッスン

 

2019年7月14日()午前中 北海道・旭川個人レッスン

 

2019年7月14日()13:30-18:00 北海道・旭川グループレッスン

 

2019年7月15日(月・)10:00-16:00 北海道・函館グループレッスン

 

2019年7月15日(月・) 北海道・函館個人レッスン

 

 

 

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かわかみ ひろひこアレクサンダーテクニークの学校 代表
第3世代のアレクサンダーテクニーク教師。2003年より教えている。 依頼人である生徒さんへの共感力、課題改善のための活動の動きや言葉に対する観察力と分析力、適確な指示、丁寧なレッスンで定評がある。
『実力が120%発揮できる!ピアノがうまくなる からだ作りワークブック』、『実力が120%発揮できる!緊張しない からだ作りワークブック』(ともにヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス)の著者。
アレクサンダーテクニーク教師かわかみひろひこのプロフィールの詳細