目の優位性に左右差があると、全身の筋肉が左右偏って緊張しやすい
0左右の目(視覚野)の傾向が、両方とも広い場合、あるいは両方とも狭い場合で、
かつ
一方の目があまりに優位だと、活動中の「からだ」過剰な負担がかかることがあります。
なぜならば、私たちは目から受け取る情報が非常に多く、また目から受け取る情報を取りに行くので、特に視力が悪いと、頭部が前に引き出されがちになります。
そして、語脳の目が優位すぎると、頭や胴体が左右いずれかの前方に引き出され、身体を保持するために全身に張り巡らされた抗重力筋が、左右偏って緊張するからです。
左右の偏りがあるかどうかについて調べる方法-アレクサンダーテクニークワーク前
それを簡単に調べることができます。
100円ショップ(セリア)や東急ハンズで、木の直径1センチくらいのビーズを入手し、たこ糸などの太い糸や紐を通します。紐の長さは1.8メートルくらいはある方がよろしいと思います。
一方の端を私たちの眉間よりも下のところに固定し、他方をどなたかにもっていただくか、なにかに結びつけます。
そのようにして、ビーズの穴に焦点を当てたときに、次のように見えたら、上手く行っています。
ところが、一方が薄く見えたり、まったく見えなかったり、途中で消えていたりしたら、両眼視がすばらしく上手く行っているとは言いがたい状況です。
ビーズの位置を変えたり、ビーズを複数つけて、焦点を合わせるところを次々と変えましょう。どこを見ても上手くいっていたら、とりあえず左右のバランスは取れていると言ってよいでしょう。
このやり方は、昔10代の頃に通った視力回復センターで学びました。結局そこでは視力は回復しませんでした。
おそらくベイツ・メソードの方法だと思います。
このようなときに、私のアレクサンダーテクニークとボディマッピングを使って改善することができます。念のために申し上げますが、このワークの目的はパフォーマンス(表現力、運動能力)の改善です。
アレクサンダーテクニークを使って改善する方法
具体的な方法のさわりを説明します。アレクサンダーテクニークの基本の4つのディレクションを使って、全身を解放して、視覚情報を受け取り続けます。
その際に大脳の左右の視覚野が上や後ろの空間に向かって、広がっている方向を思います。膨らむ形を変えていくと、どのように見え方が変わるのかを観察し続けます。
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