アレクサンダーテクニークを、もし介護やリハビリで行う移乗動作(トランスファー)に使ってみたら

アレクサンダーテクニークの生徒さんのリクエストで行った移乗動作(トランスファー)

おはようございます。アレクサンダーテクニークのかわかみ ひろひこです。

私は、リハビリ職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)や介護福祉士に教えることがございます。本日は、これらの方たちのレッスンで行なっていて、評判のよい、アレクサンダーテクニークを移乗動作トランスファー)に応用したら、どうなるかということを見てゆきましょう。

ご存知のない方のために説明いたしますが、移乗動作というのは、例えば

  •  介護用ベッドに起こした被介護者(介護される方)を車椅子に移したり
     車椅子の上にいらっしゃる被介護者の方をお手洗いの便座に移したり

するときなどに行います。

もともとはレッスンに熱心に通っていらしたピアニストの女性から「最近、腰痛になって」というお話を伺い、事情を伺ったところ、以下のお話を伺いました

  1. 義理のお母さまが車いす生活になり、介護用ベッドから車いすへ、車いすからお手洗いへの移乗動作が必要になった
  2. 旦那さんは日中お仕事でいないし、旦那さんがされると義理のお母さまが痛がるので、旦那さんがいらっしゃるときにも、彼女が移乗動作をしている

それで、腕や足腰に負担を掛けない移乗動作を工夫することになりました。

要介護者の状態によっては、この手順ではどうにもならないこともあるでしょうが、お役に立つケースもあるでしょう。

移乗動作(トランスファー)の典型的な失敗例

下の3枚の写真は。よくある失敗例の連続写真です。

移乗動作の失敗例1/3(beforeアレクサンダーテクニーク)
移乗動作の失敗例1/3
移乗動作の失敗例2/3(beforeアレクサンダーテクニーク)
移乗動作の失敗例2/3
移乗動作の失敗例3/3(beforeアレクサンダーテクニーク)
移乗動作の失敗例3/3

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被介護者(介護される方)を移乗するときに、腕の力で持ち上げようとして、結果的に介護者は自分自身を押しつぶし、結果的に持ち上げるのを困難にしています。

もちろん、このように行なっても、持ち上がらないことはないのですが、まわりや肩まわりまわりりやまわりに、違和感筋肉痛ひどい疲れが残ることになるでしょう。
そして被介護者(介護される方)の居心地も悪くなります。彼らの”からだ”にも、大きな負荷がかかります。

アレクサンダーテクニークの手順の1つ手をつないだスクワット

下の写真は、アレクサンダーテクニークのレッスンでよく行われる、手を繋いだスクワットです(もちろんすべてのアレクサンダーテクニークの教師が行う訳ではありませんが。。。)。

手を繋いだスクワットを剃る前に、両者が
自分自身に少し時間を上げて(インヒビション
”首が自由になるのを許してあげて、(どんなふうにかというと)頭が前に上に、(どんなふうにかというと)背中が長ーく広ーく、(どんなふうにかというと)両膝が前にそしてお互いに離れてゆく、すべてが同時にそして順番に”=ディレクションを思って、

お互いに後ろに倒れてゆくと、相手の体重と自分の体重がどこかでつり合って、

ふたりとも
相手によって自分自身の前方に引っ張られず
自分自身が後ろに転ぶこともなく
スクワットしてゆくことができますし、立っていくことができます。

アレクサンダーテクニークを使った、手をつないだスクワット1/7
アレクサンダーテクニークを使った、手をつないだスクワット1/7
アレクサンダーテクニークを使った、手をつないだスクワット2/7
アレクサンダーテクニークを使った、手をつないだスクワット2/7
アレクサンダーテクニークを使った、手をつないだスクワット3/7
アレクサンダーテクニークを使った、手をつないだスクワット3/7
アレクサンダーテクニークを使った、手をつないだスクワット4/7
アレクサンダーテクニークを使った、手をつないだスクワット4/7
アレクサンダーテクニークを使った、手をつないだスクワット5/7
アレクサンダーテクニークを使った、手をつないだスクワット5/7
アレクサンダーテクニークを使った、手をつないだスクワット6/7
アレクサンダーテクニークを使った、手をつないだスクワット6/7
アレクサンダーテクニークを使った、手をつないだスクワット7/7
アレクサンダーテクニークを使った、手をつないだスクワット7/7

アレクサンダーテクニークの手順の1つ手をつないだスクワットの失敗例

手をつないだスクワットの失敗例(アレクサンダーテクニークを使うことに失敗)
手をつないだスクワットの失敗例

手を繋いだスクワットのよくある失敗例は左の写真です。

頭が押し下げられ、首まわりや肩まわりや腰まわりや膝まわりに大きな負担がかかります。

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アレクサンダーテクニークを使って、移乗動作(トランスファー)を行う

では、手を繋いだスクワットの成功例のアイディアを、移乗動作(トランスファー)に使ってみたら、どうでしょう?

秘訣は、被介護者(介護される方)を腕で持ち上げるのではなく、(手を自分の胴体に近づけるのではなく)、腕を力の、あるいは情報の伝達器官として使うことです。

アレクサンダーテクニークの原理を使いつつ、後ろに倒れます。そのようにすると、相手の体重と自分自身の体重の力のつり合いで、自分自身にも相手にも負担をかけず、被介護者(介護される方)が持ち上がります。

アレクサンダーテクニークを使った移乗動作(トランスファー)1/6
アレクサンダーテクニークを使った移乗動作(トランスファー)1/6
アレクサンダーテクニークを使った移乗動作(トランスファー)2/6
アレクサンダーテクニークを使った移乗動作(トランスファー)2/6
アレクサンダーテクニークを使った移乗動作(トランスファー)3/6
アレクサンダーテクニークを使った移乗動作(トランスファー)3/6

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からだの向きを変えるときは、再びアレクサンダー・テクニークの原理を使います。少しだけあなた自身に時間を上げて、ディレクションを思います。特に方向を変えるときには。両膝を胴体の方向に押しこみやすいので、”両膝が前にそしてお互いに離れてゆく”方向を一瞬一瞬与え続けます。

アレクサンダーテクニークを使った移乗動作(トランスファー)4/6
アレクサンダーテクニークを使った移乗動作(トランスファー)4/6

相手をもう1つの椅子に下ろすときに、再度自分自身が後ろに倒れてゆくことで、相手の重さと自分自身の重さのつり合いを撮ります。そのようにすると、相手はドスンと落ちずに、静かに椅子の座面に着地できます。

アレクサンダーテクニークを使った移乗動作(トランスファー)5/6
アレクサンダーテクニークを使った移乗動作(トランスファー)5/6
アレクサンダーテクニークを使った移乗動作(トランスファー)6/6
アレクサンダーテクニークを使った移乗動作(トランスファー)6/6

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いかがでしたでしょうか? 参考になりましたでしょうか?

続きはレッスンで行いましょう。

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ABOUT US
かわかみ ひろひこアレクサンダーテクニークの学校 代表
第3世代のアレクサンダーテクニーク教師。2003年より教えている。 依頼人である生徒さんへの共感力、課題改善のための活動の動きや言葉に対する観察力と分析力、適確な指示、丁寧なレッスンで定評がある。
『実力が120%発揮できる!ピアノがうまくなる からだ作りワークブック』、『実力が120%発揮できる!緊張しない からだ作りワークブック』(ともにヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス)の著者。
アレクサンダーテクニーク教師かわかみひろひこのプロフィールの詳細