足首の関節のボディマッピング-足の動きの改善と足首周辺の違和感の改善に役立つ

はじめに

これから読んでいただくみなさんに、足首を自由に動かすことができるのか実験していただきます。

 

足首を動かす実験-背屈を例に

ためしに椅子に浅く腰かけて、右足の踵の後ろの方が地面に接したまま、足首を曲げてみましょう?

足首の関節の背屈の動き

足首の関節の背屈の動き

右足、左足の背屈の動きは、同時に行わず、別々に行います。

右足の足関節の背屈

右足の足関節の背屈

曲げたときに、脛(すね)や足首周辺に、

  • つる感じ
  • 固くくなる感じ
  • 引っかかる感じ
  • しばらく曲げ続けたら筋肉痛になる感じ

がありませんか? あるいはふくらはぎの辺りにそれを感じませんか?

足関節背屈で固まりやすいところ

もし、あなたがその緊張をお感じになったとしたら、断言します。あなたは足首を曲げるところを勘違いされています。

 

実際にどこで足首の関節が曲がるのか確認する

ここで、1問目のクイズです。

クイズ1 手で触れる前に答えてください。外くるぶしのいちばん盛り上がっているところと、内くるぶしのいちばんもりあがっているところのどちらが、より高いでしょうか?

 

はい、正解は内くるぶしのいちばん盛り上がっているところの方が、外くるぶしがいちばんもりあがっているところより高いです。

くるぶしの盛り上がっているところ

左足を後ろから見た図。

 

では2問目のクイズです。

クイズ2 外くるぶしがいちばん盛り上がっているところと、足首の曲がるところの関係を、次の3つから選んでください。

  1. 足首が曲がるところが、外くるぶしの一番盛り上がっているところより低い。
  2. 両方ほぼ同じ高さ
  3. 足首が曲がるところが、外くるぶしの一番盛り上がっているところより高い。

正解は 3です。

足首の関節の曲がるところ

足首の関節の曲がるところ

足首の関節は、多くの方たちが、実際曲がるところよりも低く、かつ実際に曲がるところより前で曲げようとする方が多いです。

そのように脳の中の身体地図(大脳の運動野、大脳基底核、小脳にある)の足首の曲がるところの地図が、実際に曲がるところではないところを。マップしているからです。

 

本来曲がるところで曲げると、楽に、ふくらはぎにもすねにも足首の周辺にも負担なく軽く曲げることができます。

 

先日レッスンにいらした方がG社から出ているアレクサンダーテクニークとピアノの本に、足首の関節の曲がるところは、くるぶしより下と書いてあると教えてくださいました。

本を見せていただきましたが、図解はやはり曲がるところは、外くるぶしのいちばん盛り上がっているところより上でした。しかし文章が誤っていました。

横に曲がらないようにする部分

横に曲がらないようにする部分

確かに関節は外くるぶしのいちばん盛り上がっているところより、下までありますが、曲がるところは先ほどお見せした図の通りです、

 

著者の方も編集者の方も、解剖図の見方が分からなかったから、このような間違いをされたのでしょう。

このことから導き出される教訓が2つ。

  • 活字化されたものを無批判に信じ込まない。健全な疑いを持ちましょう。
  • 少しでも疑問を感じたら、その疑問を持ち続けましょう。

 

ここまでのまとめ

ここまでの3枚の画像を下のGIF動画にまとめました。

足首が曲がるところ周辺の解剖図解説

足首が曲がるところ周辺の解剖図解説

 

 

 

 

 

 

 

注意事項

  • アレクサンダーテクニークを使って、全身が伸びやかにして、それでも不調が残るときに行うことをお勧めします。
  • 人によっては、からだの部分に注意を向けた途端、目つきがからだの内側を見るような独特の目つきになります。そのようになると、自律神経系が、あたかも麻酔にかかったような状態になり、アレクサンダーテクニークでいうところの押し下げ(生理学的な共収縮を含む)が起こりますので、好ましくありません。

 

お勧めの本

実力が120%発揮できる!ピアノがうまくなる からだ作りワークブック アレクサンダーテクニーク教師かわかみひろひこ著実際の手順は、拙著『実力が120%発揮できる!ピアノがうまくなる からだ作りワークブック』(かわかみ ひろひこ 著 ヤマハミュージックメディア 2019年3月)に書きましたので、ご参照ください。

 

 

 

 

レッスン

芦窪の関節(足関節)のボディマッピング

足首の関節のボディマッピング指導中のアレクサンダーテクニーク教師かわかみひろひこ 2018年3月24日(土)札幌でのグループレッスン

次の2つのいずれかに該当される方には、レッスンをご受講されることをお勧めします。

  1. 本を読んだだけでは、どうやってよいのかお判りにならない方、
  2. 実際にきちんとできているのか確認されたい方
  3. ご自分のアクティビティ(演奏や踊りやスポーツやその他)にどうやって生かしたいかお知りになりたい方

 

 

 

 

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