カバンを持ったまま歩くのをアレクサンダーテクニークのレッスンで行いました。
違いが分かりますか? 歩くときにカラダのブレが小さくなったことにお気づきでしょうか?
カバンを持ち上げる(ビフォー)
カバンを持ち上げるときに、私たちが行ってしまいがちなことがあります。
「からだ」を押しつぶして(押しさげて)カバンに手を伸ばす。すると、カバンを取りに行った側の半身(下の例では左半身)が押し下げられます。
この押し下げを筋肉の働きで説明します。
- 胸から腕(下の例では左腕)に向かう筋肉と、背中側から腕(下の例では左腕)に向かう筋肉が同時に緊張する。
- 左側のお腹側と背中側の筋肉が同時に緊張する
- お腹側から太ももに向かう筋肉と、背中側から太ももに向かく筋肉が同時に緊張する。
運動学や解剖学で言うところの共収縮が起こるのですが、主働筋と拮抗筋が同時に緊張します。そして、固まって動きにくくなります。
図解入りで説明すると、次のようになります。
身体を動かす筋肉は右図のように、必ず1つ以上の関節を跨(また)ぎます。
カバンを持ったまま歩く(ビフォー)
すると、下のGIF動画のように次に1歩歩くたびに、あたかもカバンの重さに振り回されて「からだ」が大きくぶれます。
そして疲れます。
解説します。
左側にカバンを持ちと、身体の左半身側が重くなります。図示すると次のようなります。
右側の図は、立っている人を上から見下ろした図です。
荷物を左側に持つと、右半身の重さよりも、左半身の重さが重くなります。
アフターも、やはりからだは揺れますが、ブレが小さくなり、からだ全体が伸びやかになっていることがお分かりになりますか?
写真は2018年3月25日(日)の札幌でのグループレッスンより。
2018年3月25日(日)の札幌でのグループレッスンの全体のレポートは下記をご参照ください、
レッスンについは。下記をご参照ください。
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