公開日 2010年5月25日
2010/5/21-23に福岡市にてアレクサンダーテクニークのワークショップを行いました。今回がご受講3回目のアマチュアのオーボエ奏者の方が素敵なシェアリングをしてくださいました。
ご本人からのご許可はいただいております。
ちなみにこのレッスン(5/22のグループレッスン)では、質問に答える
形で呼吸(外呼吸)のメカニズムの話をしました。
また質問とは無関係に、胴体の重さは背骨と横隔膜が支えるという話を
しました(解剖学について言及しているアレクサンダー・テクニークの
教師も、横隔膜も胴体を支えていると言うことは少ないようです。
なぜだろう?)。
土曜日のアレクサンダーテクニークのワークショップでは、久しぶりにお会いしてレッスンをしていただき、
また新たな発見をすることができました。
アレクサンダーテクニークのレッスン後、家に帰ってから先生がおっしゃっていたことを
ゆっくり自分の体と向き合って考えることがとてもたのしいです。
今回、一番勉強になったのは、
『横隔膜はドーム状』ということです。
私たち管楽器奏者は、必ずといっていいほどまず始めに腹式呼吸の仕方
というのを学校の先輩やら、教則本やらで勉強します。
そこには、
息を吸ったらおなかが膨らむように!(おなかに空気を入れる)
肩があがらないように息をすう
吹いている間はおなかに力を入れて支える
などと言われるることがほとんどです。
これらのことは、ドーム状の横隔膜に必要な緊張が起こって下がること
によって内臓が押し下げられおなかが膨らむ!のであって、おなかを
膨らませること自体が目的じゃない!ということ!!
これは、かなり衝撃的でした。
よく考えれば、肺以外に空気が入るわけも無く(笑)。
ちなみに私は横隔膜は『ー』←平面だと思っていました。
今は、おっきいクラゲの頭みたいなイメージです。
このことを意識すると、肺に奥行きがあること、
背骨より後ろにも肺があることをより感じることができるようになりま
した。
おなかで支えるという『おなか』も、横隔膜のことをさすようです。
私は今まで本当におなか(おへその辺り)を意識していたのですが、
体がきっと横隔膜を動かしてくれていたのでしょう。。。
おなか周りの無駄な力みが取れました。
管楽器奏者にとって、よい呼吸方法というのは、永遠の課題といって
もいいくらいのものなので、本当にとっても勉強になりました!
また、楽器を吹くのが楽しみです。
初出 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=53401234&comm_id=1240902
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