楽器の先生のアドバイスの意味がわからない方へのアレクサンダーテクニーク教師からのアドバイス

2013年現在のネット上のアレクサンダーテクニークの流行りの傾向

 

最近、ネット上のアレクサンダーテクニークの流行は、次のようなもののようです。

アレクサンダーテクニーク教師かわかみひろひこのレッスン
アレクサンダーテクニーク教師かわかみひろひこのレッスン

例えば、管楽器演奏指導に関して、

  1. 腹式呼吸をする。
  2. 呼吸お腹入れる
  3. 支え作る
  4. 重心落とす
  5. 地面にしっかりと着地する。

等々の管楽器の教師からのアドバイスは、適切ではないから、そんなことをいう指導者の言うことを聞く必要はないし、レッスンを受ける必要もない。

 

70年台のロックスターが手法で、一過性の人気を得ることはできるでしょうが、流行りモノの常で廃れるのも早いでしょう。

芸事や技能には先生が必要だから、譬え理想的な先生がいなくてもつく必要があるというのがアレクサンダーテクニーク教師かわかみひろひこの考え

何らかの芸事や技能を学ぶために先生は必要なのです。
なぜなら、先生は経験が長く、演奏家でしたら、

  • 音楽を
  • 観察力洞察

があり、
そして、

  • 社会的に引き上げてくださる

こともあります。

 

先生はご自分の感覚に基づいて、誠実に教えてくださる。
けれども、先生のアドバイスの意味が分からないということは結構あります。

 

なぜならば、同じ日本人で同じ日本語を話しているとしても、身体感覚文化は個人ごとにユニークだからです。

感覚から生まれる言葉文化ユニークです。

 

ものすごく運がよくて、

  1. 演奏が素晴らしく
  2. アドバイスも的確でよく理解でき、
  3. 身体の感覚と言葉の文化が近く
  4. そのうえ、おひとがらがよい先生から学ぶことができれば

こんなによいことはないでしょう。

 

しかし、実際にはそういう幸運に恵まれることはほとんどありません。
身体感覚言葉文化がご自分自身と近い先生を見つけることができる可能性は、人柄が優れている先生と出会える可能性よりも低く、ほぼゼロに近いでしょう。

理想的ではない芸事や技能の先生から学ぶためにアレクサンダーテクニーク教師かわかみひろひこが提案する方法

じゃあ、どうすればよいの?という疑問がわきますね。

私自身が出した答えは次のとおりです。

経験劣る私たちが、少なくとも身体感覚言葉文化では先生よりもくなって、
先生がおっしゃっていることは、私たち自身にとってはどういうことなのかということを理解できるようになればよいのです。

私自身はアレクサンダーテクニークをそのように使って来ましたし、アレクサンダーテクニークの優れたところは、そこにあると思います。

 

私のレッスンでしたら、生徒さんにアレクサンダーテクニークを経験していただきながら(手と言葉で導きながら)、その時に生まれる感覚を受け取りながら、一緒になぞ解きをします。

 

例えば

腹式呼吸をする

股関節を解放すると、お腹や骨盤底筋が動き始めます。
そして股関節を解放するためには、股関節周辺の例えば大腰筋や大殿筋などの共収縮(同時収縮)をやめる必要があります。
そしてじゅうぶんに股間周辺を解放するには、胴体の奥行きと胴体正面も背面も上に広がり、胴体の下には斜め後ろ下への方向を与える必要がございます。
そして十分に胴体を解放するためには、首を自由にして頭を前と上に解放する必要があります。

重心を下ろす

視野の広さに注意向けると、小脳が姿勢を自動的に制御してくれるようになり、いわゆる重心が降りる

 

つまり、アレクサンダー・テクニークを実践して、演奏や技能の先生のおっしゃっていることは、私たちにとって本当はどういうことなのか、謎解きすればよいのです。

ただし楽器を演奏するときには、楽器保持のためにさらにアレクサンダーテクニークを独特の使い方が必要になります。

それは私が生徒さんたちと編み出した方法です。書店に討っている本には書いてませんね。そのうち私が書きますけれど。

 

詳細は実際にお会いした時に経験していただきます。

 

初出 facebook 2013年1月31日

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アレクサンダーテクニーク教師かわかみひろひこのレッスン
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ABOUT US
かわかみ ひろひこアレクサンダーテクニークの学校 代表
第3世代のアレクサンダーテクニーク教師。2003年より教えている。 依頼人である生徒さんへの共感力、課題改善のための活動の動きや言葉に対する観察力と分析力、適確な指示、丁寧なレッスンで定評がある。
『実力が120%発揮できる!ピアノがうまくなる からだ作りワークブック』、『実力が120%発揮できる!緊張しない からだ作りワークブック』(ともにヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス)の著者。
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