アレサンダーテクニーク教師かわかみひろひこヴァイオリン奏者とレッスン
2015年5月20日(水)第一時限目に、東京学芸大学の音楽選修入門セミナーという授業で、ヴァイオリンを演奏される方ともレッスンしました。予定外だったので、うれしかったです。
バイオリンの演奏の際には、弓を動かすときに、背中側を狭くしがちです。
そのようになると、背中側から二の腕に向かう広背筋が緊張して、二の腕を下ろそうとするので、弓と腕の動きが制限されます。
そしてそれによって、弓の動きに胴体が振り回されがちになります。
これでは、思ったように演奏できません。
そこで、ハーフ・バック・バック・ディレクション(かわかみの造語)を学んでいただきました。
以下はレッスンで行ったことを、2020年1月4日の追記しました。
下げ弓の際に使うアレサンダーテクニークのディレクション
下げ弓(ダウン・ボウ)のときに、胴体の左半身の側面から背中側に円柱状のバリアを思います。
そしてそのバリアに対応させて、弓を動かします。
そのように思うことで、下げ弓の際に、胴体の背中側を斜め前方下に押し下げることを防ぐことができます。
このとき、このディレクションをもう前よりも、左の股関節は若干内旋し、右の股関節は若干外旋します。
上げ弓の際に使うアレサンダーテクニークのディレクション
上げ弓(アップ・ボウ)のときに、胴体の右半身の側面から背中側に円柱状のバリアを思います。
そしてそのバリアに対応させて、弓を動かします。
そのように思うことで、上げ弓の際に、胴体の背中側を斜め前方下に押し下げることを防ぐことができます。
このとき、このディレクションをもう前よりも、右の股関節は若干内旋し、左の股関節は若干外旋します。
なお上げ弓から下げ弓に、下げ弓から上げ弓に動きが切り替わる前に、ディレクションは切り替えます。
2015年5月20日(水)第一時限目に、東京学芸大学の音楽選修入門セミナーという授業でアレクサンダーテクニークを教えました。
全体で行った内容とまとめは、『ご報告:東京学芸大学で音楽教師になる方たちを対象にした授業をしました(2015年5月20日)』をご参照くださいませ。
思ったような音が出ない、演奏中・演奏後に疲れる・違和感があるなどのお悩みのある弦楽器奏者の方向けのレッスンは、下記のリンク先をご参照くださいませ。
弦楽器奏者の方に(ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバス)
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