アレクサンダーテクニーク教師かわかみひろひこのマイナスの手の効果
2015年5月以降、”マイナスの手“を教え始めました。
この方法を使うと、動きがまとまりやすくなります。
例えば、
- ピアノを演奏するとき指が回りやすくなる
- 管楽器を演奏するときに、指が動きやすくなる
- 弦楽器を演奏するときに、弦を押さえやすくなる、弓を動かしやすくなる
- 太極拳や合気道や柔術で、崩し技をかけやすくなる
- アロマセラピーのオイル・セッションで指や腕や肩に負担をかけにくくなる
マイナスの手と書きましたが、マイナスの腕、マイナスの足・脚、マイナスのからだもあります。
アレクサンダーテクニーク教師かわかみひろひこがマイナスの手を発見した経緯
発見したのは偶然で皮膚のボディマッピング「皮膚、皮膚。。。」の最中に意図的に皮膚周辺の境界の厚みを意図的に変えてみたところ(そのなかにマイナスの手もありました)、受けをとってくださったピアニストの辰巳京子さんが力を足から地面に逃がしているのにも関わらず、簡単に崩しをかけることができたことでした。
皮膚のボディマッピングについては、こちらをご参照ください。
同じことをピアニストである辰巳京子さんに演奏中にやってみていただいたところ、指の動きがより滑らかになりました。
1週間後、京子さんから驚くべき話を聞きました。
昔師事していた先生から「指をしめるのよ」と言われたことがあり、よく分からなかったけれど、おおよそ分かって、行うようになった。
それでも、できるときとできないときがあって、自然にできたりできなかったりとなるうちに意図的にはやらなくなっていた(できたり、できなかったり自然に任せていた)。
しかしマイナスの手&腕の意識を持って行うと、再現性が高い。
アレクサンダーテクニークのレッスンで様々な専門分野をお持ちの生徒さんと実験
その後、さまざまなジャンルの生徒さんのなかでレッスンに頻繁にいらっしゃる方にも試していただきましたが、有効な結果を得ることができました。どうやらジャンルを問わず多くのアクティビティで普遍的に行われていた技法のようです。
3週間ほどまでに、アレクサンダー・テクニークの古典的なプロシージャー(テーマを持った自習の手順)の1つハンズ・オン・バック・オブ・ザ・チェアを行っていたときに、この手順はマイナスの手を前提にしていることにはじめて気づきました(より正確に言うと、今までもかすっていたのですが、ぼんやりしていました)。
最近は新しい発見をしても、後になってアレクサンダー・テクニークにもともと内包されていたことがいつも分かるので、安心して新たな発見を探究できます。
アイボディとの関連
さらに2015年6月23日(火)にマティアス・アードリックさんのアイボディの個人レッスンを受講して、これはアイボディのやり方「全身から脳にやってくるセンセーションを手放す」を別の視点から捉えなおしたものだということが分かりました。
マイナスの手は、個人レッスンで、準備のできた方からお教えしています。
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