あがり症の前駆症状が出ているのか確認する方法

私はアレクサンダー・テクニークのレッスンで、あがり症を防ぐための、

日常的に行う手順と

当日行う手順

をお伝えしています。これらの手順は、アレクサンダーテクニークの原理を生かしつつ、長年生徒さんたちと探求しながら生まれた手順です。

 

ところが、あまりレッスンにいらっしゃらず、ピーポイントにこれらの手順を学んだ方たちから、

あがったと気づくのは、言い換えると、あがり症の症状が始まるのは、演奏を始める直前、踊り始める直前、プレゼンテーションを始める直前で、私から学んだ当日のあがり防止の手順を行っても、どうにも対処ができないとおっしゃる方がいらっしゃいます。

 

たしかに、本当にそういう方もいらっしゃいます。あがり症がひどいのは、自律神経系の刺激に対する反応が著しいのです。落ち着かせるためには、個人レッスンがもっと必要な方もいらっしゃいます。

 

でも、必ずしもそうでもない方もいらっしゃるのです。つまり、すでにあがり症やその前駆症状が始まっているにに気づいていない。そして、もし気づくことができたら、対処できるのです。

 

では、気づくのにどうしたら気づくことができるのでしょうか? 

 

実は、とても簡単に分かります。アレクサンダーテクニークの手順、ご自分に余裕を与えて(インヒビション)と全身がのびやかになるためのディレクションを思ってから、口を少し大きめに開きます。

頭部の側面や顎や耳の前あたりに負担をお感じになったら、あがり症の前駆症状が出ています。

 

前駆症状を見つけたら、どうすればよいのか?

動画で公開しました顎関節を解放する3つの手順を行います。

顎関節を解放する3つの方向

オリジナルの手順。歯医者さんに行くときに役に立ちますし、自律神経系を落ち着かせる効果もあります

 

1.側頭筋を解放する手順

側頭筋の解放

側頭筋の解放

側頭筋(そくとうきん)を解放する手順です。。

 

側頭筋は、口を閉じるとき、噛むときに収縮(緊張)する筋肉です。。

自律神経系が刺激に対して過剰に反応しているときには、収縮しやすくなります。

そして、側頭筋は口を開くこととは反対の仕事をする筋肉なので(口を開くことについては拮抗筋なので)、もし口を開くときに収縮していたら、口を開くことは困難になります。

 

アレクサンダーテクニークの全身を伸びやかにするディレクションと、側頭筋にディレクションを与えることによって、側頭筋の緊張を解き(側頭筋を弛緩させ)、自律神経系を落ち着かせる効果があります。

 

適切な訓練を積んだら、手を使わずにディレクションを思うだけで、効果が出ます。

このように反対のお仕事をする筋肉(拮抗筋)の起始(きし)から停止(ていし)に向かって、ディレクションを思うと、生理学上の筋肉の同時収縮共収縮)—アレクサンダー用語ではpulling down 押し下げ—が減ります。

ただし、同時収縮の原因がボディマップの誤りである場合に、拮抗筋)の起始(きし)から停止(ていし)に向かってディレクションを与えると、故障するケースがあるので(こちらをご参照ください)、必ず適切に教えることのできる方のご指導を受けてください。

 

 

2.咬肉を解放する手順

咬筋の解放

咬筋の解放

咬肉(こうきん)の緊張を解くディレクションです。

咬肉も口を閉じるときや、咬むときに緊張(収縮)します。もし、口を開けるときに緊張していると、口を開くことをじゃまします。

 

アレクサンダーテクニークの全身を伸びやかにするディレクションと、咬肉の起始(きし)から停止(ていし)に向かって、ディレクションを思うと、生理学上の筋肉の同時収縮共収縮)—アレクサンダー用語ではpulling down 押し下げ—が減ります。

 

そして、自律神経系が落ち着きます。

 

 

 

 

3.外側翼突筋の働きを政情にする手順

外側翼突筋の下頭の解放

外側翼突筋の下頭の解放

外側翼突筋(そとがわよくとつきん)の下頭(かとう)の働きを正常に戻すディレクションです。

 

口を開けるときには、顎関節で、顎骨が前にスライドします。この関節は蝶番のように動くのではありません。

 

このときに外側翼突筋の下頭は収縮する必要があります。

このディレクションは、収縮のタイミングが早すぎる人は少し遅くする必要がありますし、ほとんど収縮しなければ収縮する必要があります。

 

人によっては方向が逆になることもあります。

 

 

 

 

 

この手順の効果として、自律神経系が落ち着きます。

 

それでも、なおあがってしまったり、むしろかえってひどくなった場合には、著しく自律神経系が乱れています。レッスンをご受講されることをお勧めします。

また、あがりの症状があまりにひどいときには、SEソマティック・エスペリエンシングという身体志向のトラウマセラピーのセッションをお勧めしています。詳細はこちらへ。

 

 

 

 

関連講座またはレッスン

あがり症・過度な緊張からの回復と集中力の回復

大事な場面であがったり、過度な緊張をするのは自律神経(からだ)が関わります。こころの問題ではありません。

また大事な場面でに集中力が途切れ、素に戻ってしまうのは、脳の使い方です。

自律神経と脳の適切な使い方を学びます。

 

2019年9月23日(月・) 9:15-12:45 東京・田端グループレッスン

個人レッスンでは、同じテーマをより深く行います。随時行っています。東京個人レッスン横浜個人レッスン

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