アレクサンダーテクニークは、活動中に私たち自身を押しつぶすことによって発生する様々なトラブル(痛みや力みやクライアントさんが心地よくないなどの課題)を解決するのに役立ちます。
アロマセラピーやフットセラピーフットセラピー(リフレクソロジー)やタイマッサージやエステなどの、ボディセラピーやボディワークのセッション中・セッション後に、違和感・痛み・ひどい疲れをお感じになる方で、改善されたい方にもお勧めします。
フェルデンクライス・メソッドの開祖モーシェ・フェルデンクライス博士も、ロルフィング(ストラクチャル・インテグレーション)の開祖アイダ・ロルフ博士も、アレクサンダーテクニークを学びました(フェルデンクライス博士は、アレクサンダーテクニークの創始者F.M.アレクサンダーから学び、後年F.M.アレクサンダーの孫弟子から学びました)。
クライアントさんに重さをかけようとするとき、圧をかけようとするときに、指や手や腕や肩や腰を痛めるボディセラピストの方たちは、多くいらっしゃいます。
それは職業病だとおっしゃる方もいらっしゃいます。本当にそうでしょうか?
ではそのボディセラピーやボディワークをクライアントさんに行うことは「からだ」に悪いことにならないでしょうか? もし仮にそうだったら、とても残念なことですし、ご自身の「からだ」を害するセッションが、クライアントさんによいはずはありませんね。
もちろん、職業病ではありません。
どこかに負担が生じるのは、私たち自身に関節技をかけたり、「からだ」を押しつぶすため—たとえば脇の下や背中や腰などを押しつぶすために–、「からだ」の中の力の通り道を塞いでいるからです。
ボディ系セラピストやボディワーカーへのセッションの豊富なアレクサンダー教師から、アレクサンダーテクニークを学ぶことによって、「からだ」の中の力の通り道を開き、セッション中のご自身の「からだ」は快適になり、クライアントさんの心地よさも改善します。
クライアントさんの「からだ」が解放される、クライアントさんへの近づき方
クライアントさんと接するときの存在の質
手が柔らかくなること
クライアントさんが固くなることがなく、圧を入れることができるようになること
セッションを行うときのご自身の全身の繋がりのある快適さ(全身に力の通り道を開く)
等に役立てていただいています。
講師かわかみ ひろひこ プロフィール
アレクサンダーテクニークを教え始めて、10年の実績があります。
2005年以降、「セラピスト」「セラピスト・ビューティー」などの出版しているBABという出版社の出している武道雑誌「秘伝」に時々取り上げていただくようになり、ボディワーカーや治療家の方たちの読者も多くいらっしゃるからか、その辺りからレッスンに整体の先生のグループやタイマッサージ・セラピストやアロマセラピストなどのボディ系セラピストの方たちやエステシャンの方たちやロルファーの方たちがお見えになるようになりました。
旭川からレッスンにいらしていたセラピストの方が、新宿にあったホリスティックセラピストスクールの教務主任的なお仕事に抜擢された関係で、私も2回にわたりアロマテラピストやエステシャンの勉強をしていらっしゃる方たちに教えました。
新宿ホリスティックセラピストスクール(2010.2.14)「セラピスのためのからだの使い方」
新宿ホリスティックセラピストスクール(2009.7.25)「セラピスのためのからだの使い方」
2010年度からは受け持つクラスが増えるというお話をいただいていましたが、残念ながらスクールのスポンサーがスクール運営から手を引いたのでスクールそのものがなくなり、その話は立ち消えました。
しかし、1年分のクラスを行うためにこのとき用意したカリキュラムは、その後経験を重ねつつ発展させ、現在に至るまでボディ系セラピストの方たちへのレッスンに役立っています。
2013年6月30日に、北海道高等盲学校附属理療研修センター主催(公益社団法人 北海道鍼灸マッサージ師会 共催)のアレクサンダーテクニークの講習会で講師を務め、視覚障害者の方と健常者の鍼・灸・あんま・マッサージの方たち40数名の方たちにアレクサンダー・テクニークを指導しました。
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