掲載日 2016年9月19日

数か月前にグループレッスンをご受講くださいました、ピアノ教師のMTさんのレッスンのご感想です。

レッスンの後、数日後にご感想をいただいておりましたが、ずいぶん時間が経ってからの掲載となりました。

フォーカルジストニア※1の症状のある方です。

 

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Musical Instrument Keyboard Keysかわかみ先生、先日のグループレッスンを受けたピアノ教師のTです。お礼が遅くなりましたが、レッスンありがとうございました。

 

レッスンを受けた後、演奏パフォーマンスが確かに上がりました。

 

自分自身のオクターブ奏法を見ていただいた分には、変化が感じられず、ジストニアの方も改善を感じませんでした。

 

ところが、ピアノを学ぶ大学生の演奏が、先生が頭を持ち、何かアドヴァイスされたのちに弾いたとき、あきらかに音楽の流れが自然になり、最初に弾かれた格闘している感のある演奏から変わったのを聴いて、なんの音楽的なアドヴァイスもなかったのに、体のちょっとした使い方を伝えただけであんなに改善させることができるのを※2、ピアノ教師としてびっくりしてしまい、その印象を一番のお土産に持って帰りました。私のジストニアはともかく、あんな指導が生徒にできるようになりたいと思いました。

 

そして、自分自身、最近練習していたバッハやモーツァルトを弾くときに、「頭頂部の開放、胴体の奥行、太ももを長く、脇や肩甲骨 大胸筋を押し下げない」などを、意識しながら弾きますと、それまでのジストニアに占領されていた私の演奏が、何か久しぶりの開放感のある心地よい流れのある音楽にもどりつつあるのを感じました。

 

ジストニアはジストニアであるままなのですが、それに占領されていた音楽が、半分くらい解放されたような感覚です。それまでは、とにかく弾きにくさに冷や汗をかきながら練習している状態でした。

 

ピアノ奏者の他の方のレッスンを見るのはとても為になりますね。また、次回もピアノ奏者の方が何人かいらっしゃるグループレッスンに参加させていただけたらと思います。疑問点もたくさんあるので、またその機会に質問させてください。

では、取り急ぎ、感想まで。

 

pianist&piano教師 MT

 

 

かわかみひろひこによる補足

※1 フォーカル・ジストニア

局所性ジストニア、職業性ジストニアとも言う。日本における診断の権威酒井直隆医師によると、ジストニアとは本来別の病気である。

ピアニストのレオン・フライシャーさんや、コブクロの小渕健太郎さんがなったことで有名。

文中でジストニアというのは、フォーカルジストニアのことである。

 

 

※2 音楽的なアドヴァイスもなかったのに。。。

表現したいことが表現できないのは、音楽性を理解していないケースもありますが、多くの指導者の方たちが思っていらっしゃるよりも、むしろ理解してきちんと意図していることを、適切に表現できないことが多いように思います。