The Alexander Technique Internaional アレクサンダー・テクニーク・インターナショナル、国際アレクサンダーテクニーク協会の略称。アレクサンダーテクニークの研究と教育と普及と、アレクサンダーテクニークにかかわる人たちの相互交流を目的に設立された。
Contents
アレクサンダーテクニーク・インターナショナルの発足
アレクサンダーテクニークの発見者F.M.アレクサンダーから教師になるための直接訓練を受けたフランク・ピアース・ジョーンズの弟子のトミー・トンプソンと、同じくF.M.アレクサンダーから教師になるための訓練を直接受けたマージョリー・バーストウの弟子のブルース・ファートマンの呼びかけで創始された。
アレクサンダーテクニーク・インターナショナルの構成メンバー
次の3つのカテゴリーに属す人たちで組織されている協会。
- アレクサンダーテクニークの教師(教師メンバー)
- アレクサンダーテクニークの教師になるための訓練を受けている人(訓練生メンバー)
- アレクサンダーテクニークを学ぶ一般の生徒(一般メンバー)
近年STATやその提携団体から認定を受けた教師も多く参加している。
教師メンバーには、ATIから認定された教師と、STATやSTATの提携団体から認定された教師がATI事務局に申し込みをし、所定の年会費を納めるとなることができる。
訓練生メンバーや一般メンバーは、ATI事務局に申し込みをし、所定の年会費を納めるとなることができる。
アレクサンダーテクニーク・インターナショナルの組織
理事会(board)と複数の委員会。
年次総会(AGM)
1年に1度年次総会(AGM)が開催され、重要事項が決定されている。
団体の意思決定方式
初回の大会で、シニア・ティーチャーズ※(上級教師たち)と教師たちとのあいだで、運営を巡って鋭い対立が起こり、その反省に立って、ロバート・ルールではなない、フォーマル・コンセンサスという意思決定方式を採用した(正確にはフォーマル・コンセンサスのほかに形式的にロバート・ルールも併用していたが、2018年の京都で開催された年次総会以降は、フォーマル・コンセンサスで一本化した)。
※ シニア・ティ-チャー:現在のATIではこの呼称を用いない。
アレクサンダーテクニーク教師の認定
アレクサンダーテクニークの教師養成コースを修了した者または終了見込みの者が、スポンサリング・メンバーの前でアセスメントを受ける。
3人分のスポンサリング・メンバーの推薦状を得たら、ATIの事務局に送付すると、ATIからアレクサンダーテクニーク教師として認定される。
アセスメント-アレクサンダーテクニーク教師になるための過程
アレクサンダーテクニーク教師になろうとする者が、スポンサリングメンバーから受ける。実質的には試験。
構成要素は次の2つ。
- アレクサンダーテクニークに関する質疑応答
- 2人の生徒さんをスポンサリング・メンバーの前でレッスン
スポンサリング・メンバー
教師メンバーから経験豊富なものが年次総会(AGM)で選出される。