初出 Facebook 2014年7月24日
完敗を認めると思考停止する-あるアレクサンダーテクニーク教師の視点
本番に強くなるためには、つまり練習通りにではなく、本番で思いもしなかったパフォーマンスを発揮するためには、確かな実力をつける必要があります。
以前 棋士の石倉昇先生の『ヒカルの碁に学ぶ勝負学』という本を読みました。
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その中に書いてあって印象深かったのは、「完敗でした」と潔く負けを認める人は、”絶対に強くなれない”ということでした。逆に「もうちょっとで勝てた」と言う人ほど、伸びると。
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その人の性格にもよると思うのですが、「完敗でした」と思ってしまうと、思考が停止し、「からだ」も止まってしまうのでしょう。少なくても私の場合はそうです。
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だから、この前のサッカー・ワールドカップの日本代表の方たちが、
「実力を発揮できなかったから負けた」
と言ったのは、ある意味正しいと言えます。
ある人物が「5点足らずに司法試験に落ちた」と言ったのも、ある意味正しいと言えます。
実際には相手の勢いが優って、自分たちの実力が発揮できなかったのでしょうが、そんなことは本人たちにっとては、分かりきっていることだし、この敗北を次にどうつなげるのかが大事。
小さな成功を積み重ねている人を祝福するのはOK-あるアレクサンダーテクニーク教師の視点
小さな成功を積み重ねている人を見て、「おめでとう」と思う気持ちがでてくる。それはOK.。
でも、「なんて自分はダメなんだろう?」とか
「努力しているのに、運が向いてこない」とか
そんなことを思うくらいだったら、うまくいっている相手に
「おめでとう」と思ったり、言ったりする一方で
自分自身には「それって、冷静に見たら・・・で、たいしたことな
冷静な観察力は必須-あるアレクサンダーテクニーク教師の視点
他者を冷静に分析できるということは、同時に自己を冷静に見ることでもあります。自分の課題と向き合うことです。自分自身の課題を見つけるためには、動いている自分自身をきちんと観察できる能力が必要です。
その能力がないと、観察しようとすることで、自分自身を止めて(固めて)しまいます。
その観察の仕方をアレクサンダーテクニークのレッスンでは、個人的な経験を通じて学ぶのです。
本を出すのをあきらめなかったアレクサンダーテクニーク教師かわかみひろひこ
2008年にとある出版社から出版の話がありましたが、出すことができませんでした。そういうことは2,014年まで3回ありました。なにがいけないとか編集者はおっしゃいません。急に連絡がつかなくなる。ご連絡してもお返事が来なくなる。
2022年現在私は2冊の本を商業出版していますが、本が出せない期間は辛かったです。何度も諦めそうになりましたが、私は諦めませんでしたよ。
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