カリキュラム(アレクサンダー・テクニークの学校の特徴)

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はじめに

new-profile-smallこのページでは、レッスンで行うカリキュラムについて説明します。 アレクサンダー・テクニークのレッスンの目的は、活動中活動後に生じる違和感痛みやひどい疲れなどのトラブルや、楽器の演奏やダンスなどの芸事の伸び悩みや指導者の意図が分からないなどの課題解決するために、私たち自身の癖(くせ)をやめていくことです。   レッスンでは、教師が依頼人である生徒さんの動き活動観察して、 言葉と手を使って、問題解決のためのになる癖をやめていくことをご指導いたします。 そして生徒さんは、ご自分自身を損なっている癖に気づいていき、その癖をやめていく方法を学びます。

この「気づき」は、特になおざりになりがちな固有感覚(こゆうかんかく、位置の感覚・速さの感覚・力の感覚の3要素からなる)のトレーニングを含みます。

  私たち自身がトラブル課題解決するを握っているのです。   レッスンのなかの気づきと学びのプロセスを通じて、下記の変容が起こります。   間接的な方法で目的を達成するプロセス ※「刺激に対する反応を変える」:アレクサンダーテクニークで言うところの、自分自身使い方を変えること。 私たちの「自分の使い方」が変わることで、見て学ぶ能力・指導する能力が向上します(詳細については準備中です)。   実際にはこの変容のプロセスは螺旋(ラセン)状に上昇します。 use_function_structure   なお下記カリキュラムは、かわかみひろひこのレッスンのカリキュラムであり、必ずしも他の教師が類似のカリキュラムを用意している訳ではありません。  

 

アクティビティ・レッスン-日常的な動きや活動

実際にアレクサンダーテクニークを活動に実践することを通じて、課題を解決していくことを重視します。 活動とは、楽器の演奏・パソコンの操作・ボディセラピーの施術・お料理や皿洗い・赤ちゃんを抱っこする・ハイヒールを履く・・・etcです。 また芸事の先生からいただいた、意味の分からないアドバイスの謎解き=解読方法をお伝えいます。

 

講師である私は、アレクサンダー・テクニークの原理と関連付けながら、課題・不調の解決をサポートします。 下記に例示します。

演奏する

踊る

演技する

パソコンの操作

大根を切る・かぼちゃを切る

鞄を手に持つか肩にかける―そして歩く

タイマッサージの手技・体技

クライアントさんのからだを持ちあげる動きetc.

リフレクソロジーの手技・体技

湯部や腕の痛くなる動きetc.

アロマトリートメントの手技・体技

ロングストロークの動きetc.

ロングストロークの動きで腰を痛める人が多いのですが、アレクサンダー・テクニークで動きを改善できます。

太極拳

武道などの突きの動き

その他

※ どのようなものでもたいていはお手伝いできます

 

手順(プロシジャ)

アレクサンダー・テクニークの手順(プロシジャ)は武道の形(かた)に似る。アレクサンダー・テクニークの原理に墨守しつつ、それぞれのプロシジャの求めるテーマを学んでいきます。 多くの手順を知っていることや、やみくもに手順を繰り返すことは、意味のあることではありません。 プロセスとその中での気づきこそが大事であり、写真を見て恰好だけ真似ても、まったく意味がないどころか、有害です。アレクサンダー・テクニークの教師から学びましょう。 なお、この「気づき」は、特になおざりになりがちな固有感覚(こゆうかんかく、位置の感覚・速さの感覚・力の感覚の3要素からなる)のトレーニングを含みます。 そして「気づき」のプロセスの中で、他の感覚(視覚・聴覚・嗅覚・触角・味覚・内臓感覚・その他)との再統合が起こります。  

立ったり、座ったり

立ったり座ったり-坐骨から傾く 立ったり座ったり-太ももに体重がシフトする 立ったり座ったり-足裏に体重がシフトする 立ったり座ったり-立ち上がる 立ったり座ったり-足の上にいるまま座る 立ったり座ったり-坐骨に体重がシフトする 立ったり座ったり-座る

歩く

走る

腕を動かす

頭を横に向ける

振り返る―上から回り

振り返る―下から回り

頭を上に傾ける

頭を下に傾ける

頭を横に傾ける

頭を回す

囁き(ささやき)のアー=ウィスパード・アー

モンキー(お猿)

ランジ

ランジ-前の脚の膝を曲げる ランジ-後ろの脚の股関節を解放する ランジ-後ろの脚の膝を曲げる ランジ-前の脚を寄せる ランジ-両脚の膝を伸ばす

セミシュパイン

ウォール・ワーク *

両手繋ぎ *

背中あわせ *

横に1歩踏み出す *

片足を放り出してから座る *

ハンズ・オン・バック・オブ・ザ・チェアー *

  *印のついたものは、アレクサンダー・テクニークの手順だが、教える人が少ないもの。  

体験型ボディマッピング

骨格

頭蓋骨と脊柱(背骨)とのあいだの関節 環椎と軸椎 肋骨の可動性 胸椎と胸椎と腰椎のあいだの椎間の回旋 あまり回旋しない腰椎 股関節(こかんせつ)・膝(ひざ)・足首のコーディネーション 上腕(にのうで)と前腕のコーディネーション 指先から肩甲骨まで 鎖骨の可動性

背中が広いままだと、屋根ができる

足の骨のマッピング etc.

 

筋肉

表情筋 広背筋・僧帽筋 大腰筋・小腰筋群

呼吸にかかわる体壁性随意筋への気づきとの関わり

筋肉のらせん構造

アウターチューブとインナーチューブ

その他  

7層のマッピング

ウィリアム・コナブル博士の手順。 活力と活動性と基本的な落ち着きに関わる。

神経系

ウィリアム・コナブル博士と藍川菜緒さんから影響を受けた手順手順

内臓

エクササイズも含め、4段階で教授。 オリジナル性が高い。 感情的な落ち着きに効果的。 またはここぞという場面(例.舞台の本番)での過剰な緊張の防止に役立つ。

目と視界

ボディ-マインド・マッピング序-情緒表現のマッピング

感情的な落ち着きに効果的。 オリジナル性が高い。 感情的な落ち着きに効果的。 またはここぞという場面(例.舞台の本番)での過剰な緊張の防止に役立つ。 フェルトセンスを高めるのに役立つ。  

ゲームまたは体操

ここに取り上げたものは、アレクサンダー・テクニークを楽しく身につけるために、アレクサンダー・;テクニークの原理に基づいて行うワークです。 特に断り書きがないものは、私のオリジナル性の高いワークです

(「オリジナル性の高い」とは、他のアレクサンダー教師がやっているのを見たことがないという意味です)。

 

1人でできるもの

スキップ

走るスペースがないところで、走りに役立つことをお教えするときに。

楽しいので、グループレッスンの会い間に入れます。

横跳び

速いスピードで横に異動するときに癖(くせ)から自由になるためのワーク。スポーツ愛好家・武道家その他の方たちからご好評をいただいております。

まりつき
ドリブル

鍵盤楽器奏者打楽器奏者やスポーツ愛好家などに、「からだ」全体と脇の下高さ肋骨可動性に気づいていただくためのワーク

お猿歩き(傾かない)・お猿走り(傾かない)

腰を低く構える武道やお能や狂言や歌舞伎などの伝統芸能に役立ちます。

腰や太ももにかかる大きな負荷から自由になることができます。

お猿歩き(傾く)・お猿走り(傾く)

野球やバレーボールなど、特に敏捷性を必要とするスポーツの愛好家の方たちに役立ちます。

ずりずり・ゴローン:ソマティックベース・ストレッチ集

もともとはニューヨーク在住のアレクサンダー教師西嶋明子氏から学んだ手順。自分自身の経験を踏まえ、現在は少し変形させています

坐骨を思い出すための股関節のストレッチ:ソマティックベース・ストレッチ集
その他

 

2人以上でできるもの

だれかの背中を押して動かす
棒を押して相手を動かす

銃剣道などの武道や手技療法をされていらっしゃる方にご好評をいただいております。

多くの方たちのご好評をいただいております。グループが冷えたら、やります。

4つに組んで、相手を動かす

武道愛好家の方たちだけではなく、多くの方たちのご好評をいただいております。グループが冷えたら、やります。

頭ごっちん

ニューヨーク在住のアレクサンダー教師西嶋明子氏から学んだ手順。ふたりハイハイから立ち上がりまで。

バランスボード

特に管楽器奏者や声楽科の方やドラム奏者の方にに評判がよいワークです。

私はすべての方にお薦めしています。

その他

 

5人以上でできるもの

5人以上のボールを投げる

アイボディのピーター・グルンワルドがよく行うゲーム。楽しいから私も真似しました。