最初にひろひこさんと会ったときは
「なんだか頼りなさそうな人だなぁ」
と思ったのですが、今は、魔法の手と声を持つ知的で頼もしい先生だと思っています。ご本人の風貌は変化していないけれど!
わたしはたくさんレッスンを受けているわけではないので、あまり優秀な生徒ではないかもしれません。それでも、アレクサンダーテクニークと出会い、ひろひこさんのレッスンを受けるようになって、大きく変化したことが二つあります。
一つは、世界の見え方。
はじめてひろひこさんの手とことばに導かれて世界を見たとき、すべてが鮮やかに目に飛び込んできた衝撃は今も忘れません。それ以来わたしの見る世界はずっと鮮やかなままです。
もう一つは、世界に立つこと。
見るときと同じく、ひろひこさんの手とことばに導かれて足の裏とかかとを手に入れたときから、わたしは二本の足で確実に世界に立つことができるようになりました。
ひろひこさんのレッスンを受けたあと、わたしの身体は新しい感覚を手に入れます。それは、日常にもパフォーマンスにも、新しい可能性をもたらしてくれます。
瀧原 弘子(たきはら ひろこ)
1976年宮城県仙台市生まれ。1995年、高校卒業後、生田恵らと三角フラスコを結成。俳優として活動。
これまでの上演作38本ほぼすべての作品、合計200ステージ以上に出演。
一人芝居『はなして』はこれまで仙台・大阪・東京・札幌で上演。
「俳優指導者養成ゼミ」第一期生として山中ゆうり、池内美奈子、木村早智の
各氏に指導を受けた。ワークショップファシリテーターとしての活動も多数。
-主な外部活動:
2001年6月 満塁鳥王一座「ヌノ」(福島、仙台)出演
2002年10月 瀧原弘子×澁谷浩次「パンクDJ殿山和子」出演
2007年12月 10-BOX舞台スタッフ・ラボ試演会「遥かなり甲子園」出演
2009年1月 杜の都の演劇祭2008「見えない人間の肖像」出演
2010年12月 SENDAI 50 DOORSワークショップ「ことばにならないこのきもち」
ファシリテーター
2012年3月 杜の都の演劇祭2011「銀河鉄道の夜」出演
劇団三角フラスコ公式ブログはこちらです。
※1 生田恵
宮城県より平成17年度宮城県芸術選奨新人賞を受賞。
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