プロやアマチュアを問いませんが、それまでスポーツをやっていた方たちが現役を退いた後に、生きている実感が湧かずにその実感を求めて、危険な行動を起こしたり、危険な状況に身を投じてしまうことがあります。
例えば
- 猛スピードで自動車を運転する
- 麻薬や覚醒剤に手を染める
- 後進や青少年を指導するときに、異常に厳しくなる
それまでの競技生活で、アドレナリンやノルアドレナリンなどの激しいスポーツのために必要な神経伝達物質が(脳と小腸から)大量に分泌されており、そして、そのことにすっかり慣れていました。
ところが、現役を退くと、そのように神経伝達物質が分泌されることがなくなります。そして、その結果、生きている実感が湧かないのです。
そのような方にも、刺激に対する反応を変えていくことが骨子のアレクアンダーテクニークは役立ちます。
レッスンを通じて、少しずつ新しい、大量に神経伝達物質が分泌されない状況(長い引退後の人生)への繊細さを取り戻してゆきましょう。
講師かわかみ ひろひこ プロフィール
アレクサンダーテクニークを教え始めて、10年の実績があります。 あまり大人数ではありませんが、アマチュアのスポーツ選手たちにレッスンしています。 またプロやオリンピックの選手たちに指導しているトレーナーやコンディショナーたちにも指導しています(プライバシーの問題があるので、お名前は明らかにできないのが残念です)。 2007年から2008年にかけて、日本のミルトン・エリクソンと異名をとった催眠療法の権威 吉本武史先生(臨床心理士)から、催眠療法を学びました。お世辞かも知れませんが、「かわかみさんのワークにはとても中立的で、好ましい」とお褒めいただきました。先生は震災前に亡くなられ、先生からもう新たに学ぶことができないのがとても残念です。 2012年から、トラウマの解消に画期的な効果がある心理療法として知られる、ソマティック・エクスペリエンス(Somatic Experiencing)のプラクティショナー・トレーニングを受け始め、初級を修了しました。
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