二胡とバレエ~相反抑制を取り戻す~東京グループレッスンのご報告:2019年6月24日(月)午後アレクサンダーテクニーク&ボディマッピング

2019年6月26日(月)14時から、東京は荻窪でアレクサンダーテクニークのグループレッスンを致しました。
3人の勇者が参加。
いちばん遠い方は新潟から、もうおひとりは栃木から。おふたりとも初回。
バレエをされる方と、二胡を演奏される方と、知人のコンディショナーの方。

 

最初に右を見る、左を見る、腕を植に持ち上げる、腕を降ろし、上を見る、下を見る、椅子から立ち上がる、椅子に座る、歩く。。。。など基本的な動きをやってきただき、それぞれ次にアレクサンダーテクニークを使ってやっていただき、違いに気づいていただきました。

 
アレクサンダーテクニークを使うと、動きがスムーズになり、筋肉のこわばりが減り、そして動く前よりも動いた後の法が楽になります。

 

人間の筋肉には、本来 相反抑制という機能があって、ある動きをするときにはその動きを行なうための筋肉(主働筋)が緊張し、反対のお仕事をする筋肉(拮抗筋)は緩みます。

ところが、よかれと思って姿勢を正そうとしたり、あるいは気づかないうちに動くときに「からだ」を押し下げると、反対のお仕事をする筋肉たちが緊張を始め、動きが重くなります。

 

アレクサンダーテクニークは、筋肉レベルで言うと、人間本来の相反抑制を取り戻すためのものと言えなくもありません。

なお、お仕事をする筋肉は動いている途中で別の筋肉に役割交代します。ずっと同じ筋肉がきんちょうしつづけるのではありませんし、ずっと同じ筋肉が緩みっぱなしということではありません。

 

足のボディマッピング

女性のおふたりは外反母趾でご苦労されていたので、足のボディマッピングをしました。

1度私とワークした後は、お一人で行なっても、注意を向けると足の甲から指にかけて、にょきにゅき動き出して整うので、ビックリしてはりました。

 

具体的な方法は煩雑になるので、書きません(画像の編集や文章の作成で、たぶん20時間以上かかりますので。レッスンで行なったらすぐなんですけれど)。

 

広い背中

アレクサンダーテクニークで「広~い背中」とか「背中は長~くなって、広~くなって」とよく言います。

これは広くなったら、広くなったきりではなくて、息を吸ったり吐いたりするときの動きが現れるということです。

私たちは背中にまで注意が向かうことは少なくて、背中を押し下げて狭くして、その結果呼吸の際の動きが少なくなりがちです。

そうなると、とっても弱っちくなります。

GIF動画 ビフォー

GIF動画ビフォー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも呼吸に伴う胴体の背中側や側面の動きを思い出すと強くなります。

GIF動画 アフター

GIF動画アフター

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バレエ

バレエの方とは、最初にルルベプリエを行ないました。

プリエ

プリエのときに私たちは頭を動態に押し下げ、胴体を上から押し下げ、股関節が固くなり、膝も平賀なりがちですが、

アレクサンダーテクニークを使って、前進が伸びやかになると、股関節が解放されるので、太ももや膝への負担が減り、股関節もターンアウト外旋)しやすくなります。

 

ルルベ

ルルベは、腰を前に移動させながら行ないがちです。おそらくつま先に乗ろうとするあまりそうなってしまうのだと思います。でも、それをやってしまうと、胴体の背中側の筋肉が緊張し、広背筋が緊張するので腕が上がりにくくなりますし、腰にも負担がきます。

そうではなく、胴体の奥行きを大事にして、背中も広いまま行なうと、軽くルルベできます。

そのまま足首の関節が曲がると(背屈すると)、踵が地面に着きます。
そのまま伸びやかなまま膝を曲げると、ルルベからプリエまで、連続して流れが切れなくなります。

 

ポワント

ポワントについて行ないました。ふくらはぎの筋肉を緊張させて、ささえるようになってしまうことがあり、そのためにふくらはぎがつりそうになるそうです。

ビフォー

アフター

背中側の押し下げ(腰が前に出ること)が減ると、かなり楽になるそうです。

 

写真で見るとあまり違いはないように見えますね。

ご本人的には、かなり前に傾いているようにおかんじになったそうです。

実際にはより背中側がより伸びやかになっています。

ではなぜそうのようにお感じになるかというと、理由が2つあります。

最後の姿勢が若干異なるから。

動きの過程で、ビフォーには腰を前に押し出す動きがあったが(アレクサンダーテクニーク用途で言うと、背中側を押し下げる動きがあったが)、アフターではなくなったから。

 

背中側にかかる負担が変わるだけでなく、ふくらはぎの筋肉で支える必要がなくなって、楽になるそうです。

 

 

手と言葉で私が示した方向を使って、ご時分でもやっていただきました。その後再び手で示して、またひとりでやっていただくということを繰り返しました。

 

 

二胡

ビフォー

受講生の方からいただいたフィードバック

「”押す”と”引く”の切り返しが楽になった」

「ビブラートが楽になった」

「二胡の移弦のときにカクっとなるのが減った」

 

 

 

 

 

 

“押す”と”引く”の切り返す

GIF動画

他の弦楽器の用語で説明すると、”押す”は、上げ弓(アップ・ボウ)、”引く”は下げ弓(ダウン・ボウ)のことです。

この返しのためには、もちろん腕の動きも重要ですが、意外なことに股関節の動きもとても重要になります。

 

股関節の動きが連動すると、切り返しの際の腕への負担が激減します。

今回は、私が半身のディレクションと呼んでいるものを使いました。

 

ビブラート

ビブラートは、手を動かすときに、脇の下や肩甲骨を押し下げやすいです。それを防ぐためのディレクションを使うと、ビブラートが楽にかかるようになります。

 

移弦

二胡の移弦は、方向が前後あるので独特の難しさがあります。秘訣は前進の伸びやかさと小指の操作です。

詳細は煩雑になるので省略します。

アフター GIF動画

 

 

コンディショナーの方のフィードバック

コンディショナーの方が、ビフォーとアフターで音の変化に驚いたとおっしゃったことに感謝します。

 

私が言うと、たまにだましていると誤解される生徒さんがいらっしゃるのです。

 

音程の変化に気づくことができても、音の響きの変化に気がつくことができない演奏者はプロヤアマを問わず多いので。もちろん、訓練によって、つまりアレクサンダーテクニークのレッスンを受け続けることによって、音の質の変化を聴くことができるようになります。

 

 

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

続きはレッスンにて。

 

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