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音楽家が舞台の本番で緊張して、実力を発揮できないのはなぜか?
お悩みから課題を見つける

緊張したり、あがったりして、実力が発揮できないのは、メンタルが弱いからではありません

音楽心理学の分野では、演奏家における緊張・あがり症は「音楽演奏不安music performance anxiety)」と呼ばれ、1980年代ごろから、欧米を中心に研究が行われるようになってきました。「十分に練習しているにも関わらず、本番になると練習と同じように演奏できなくなる状態」のことを指します。

緊張・あがり症によって演奏の質が低下してしまう人は46%もいるというアメリカの研究もあります。

参考 吉江路子(2014年)『演奏家における緊張・あがりの実態』ON-KEN SCOPE

しかし、実際には上記の学問的な研究にも、見過ごされている大きな盲点があります。

音楽演奏不安
(music performance anxiety)
を解決するためには
課題を見つける必要がある!
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2022年 1月22日(土)14時から16時
2022年 1月24日(月)14時から16時
2022年 1月30日(日)14時から16時
2022年 2月 6日(日)14時から16時
受講料 3,000円
参加者全員にプレゼント!
特典1
お悩みから課題を見つけるためのアンケート結果
 
 
特典2
体験講座お申し込み後に、緊張やあがり症の欧米の研究の成果の概要をステップメールで送付
 
 
特典3
最新の生理学と脳科学に基づいた講座で、お悩みの正体が分かる(レジメプレゼント)
 
 
原因は大きく言うと3つ

メンタルが弱いから

演奏する身体やメンタルの基礎になる身体の反応や働きが演奏に適した状態になっていないことが原因です。

  1. 1.なんらかの過去のできごとによって、自律神経系を中心とする生理的な反応が、舞台の本番という状況に適さない状態になっているため
  2. 2.脳のエネルギーの配分の仕方が適切でないため(そして、その結果、集中力が途切れるため)
  3. 3.演奏中に現れる動きによって(曲げる筋肉と伸ばす筋肉が同時に緊張し)、なんとか演奏できる状態までにしか仕上げられないため

みなさんは、どれがいちばん手強い課題だと思いますか?

もちろん人によって、異なります。

しかし、3.は、多くの方が思っているよりも、強敵です。

冒頭でご紹介した音楽演奏不安の定義を思い出してください。「十分に練習しているにも関わらず、本番になると練習と同じように演奏できなくなる状態」です。

そして、この「十分に」かどうかを判断するのは、アンケートに回答した回答者の演奏家たち自身です。

演奏家は、プロやアマを問わず、自分に厳しい人が多く、実際には長時間練習し、涙ぐましい努力をしているのにも関わらず、思ったような結果が出ないと、「練習が足りないから。うまくいかなかったのだ」と判断しがちです。そしてこれらの方たちは、上記の統計(46%の方が緊張やあがり症によって、演奏の質が低下する)から漏れています。

しかし実際には、練習の時間が足りないことが原因ではなく、長時間の練習にもかかわらず、なんとか演奏できる状態にまで仕上げられない技術の不足が原因です。

この技術の不足を解消するには、日々の練習で、演奏技術を身体に負担なくできるように洗練し続ける必要があります。

「舞台の本番で実力を発揮できない」
がなかなか解決できない
5つの理由
理由1
多くの方たちが、緊張やあがり症の原因が、メンタルの問題だと思っているから

前提が誤っているので、どんなに努力しても、努力の方向が間違えているので、解決できません。

緊張やあがり症の原因は、メンタルの基盤にある身体の生理的な反応が、状況に合っていないことです。

理由2
一言で「緊張する」と言っても、人によって体験していることが、まったく異なるから。

緊張したり、あがったりする方たちがよく訴える下記の例が、真逆であることがお判りになりますか?

・緊張しすぎて、客席のことなど見えないし、目に入らない。

・客席にいる知り合い全員の顔がよく見えて、ものすごく緊張する。

 

・緊張して不安で仕方ないのに、身体に力が入らず、楽器を構えるのもやっとである。

・緊張して、頭がぼうっとしているのに、身体はこわ張っている。

理由3
ひとりひとりに起こっていることが異なる以上、ある人に効果的だった方法が、私たちに効果がない可能性の方が大きいから。

理由2に述べたように、緊張しているときの体験談は、真逆の話があり、ひとりひとりに起きていることが異なる以上、だれかにとって効果的だった方法が、私たちに効果がない場合があります。

理由4
お悩みから、課題(実際にひとりひとりに起きていること)を自分自身で見つけることが難しいから

お悩み≠解決すべき課題

お悩みの原因として、私たちの「からだ」のなかでどのような生理的な反応が起きているのか、ということが課題になります。

体験しているお悩みは、実際にどのようなことが起きているからそうなっているのかという課題を自分で見つけるのは難しいです

理由5
お悩みから、課題(実際にひとりひとりに起きていること)をだれかに見つけてもらうことが難しいから

お悩み≠解決すべき課題

お悩みの原因として、私たちの「からだ」のなかでどのような生理的な反応が起きているのか、ということが課題になります

緊張したり、あがったりして、本番で実力が発揮できない生理的な理由は大きく3つあるが、多くの演奏指導者が知らないから、解決すべき課題を見つけることができない。

講座を受講して得られるもの
 
  • ベストコンディションを作り上げりために、日々なにをすればよいのか分かる
  • 腰痛や、肩こり、首こりを解決する方法がわかる
  • ストレス耐性を強くしたり、ストレスを洗い流す方法が分かる
  • 演奏中に負担が生じたときに、どのようにしたら解決できるのかが分かる

以上は、この講座でもご案内する本講座を受講して得られるものです。

この講座では、スタートとして、舞台で実力が発揮できない原因がなにかということを絞り込みます。

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生徒さんのご経験
調子が悪いときに、具体的にどのように取り組んだら、解決できるのか自分で分かるようになった
矢崎有佳さん
(ピアニスト、ピアノ教師)

2013年8月から、かわかみ先生のレッスンを受けています※1

コロナ禍が始まったときに、練習の仕方を変えるチャンスだと思いました。

ちょうどそのタイミングで、かわかみ先生のオンライン・レッスンが始まり、毎月の1回から数回受講するようになりました。

日々の身体のコンディションを整えるワークを毎日実習していくうちに、今まではレッスンを受けていても、先生に調整していた出したいる感覚でいました。

でも、今は不調なときや、思うような表現ができないときに、どのように取り組んだら、解決してゆけるのか、自分でできるようになりました。

 

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こんなことはありませんか?
 
  • 地に足が着いていないように感じる
  • 呼吸が浅くなる
  • 過呼吸になる
  • 身体に力が入りすぎて、演奏に必要な細かいコントロールができない
  • 意識ははっきりしているのに、必要な力が身体にまったく入らない
  • ぼうっとする
  • 演奏中の記憶がない
  • 演奏が途中で止まる
  • 集中力が続かない
  • 指が冷える
  • 口や唇が渇く
  • 震える
  • 手や指や顎にたくさん汗をかいて、演奏中に手や楽器がすべる。
  • 心臓がドキドキする
  • 首や肩が凝る
  • 観客席にいるすべての知人たちの顔が見えて、慌てる
講師プロフィール
アレクサンダーテクニーク教師(Alexander Technique Internatinal認定)
ボディマッピング教師
ソマティック・エクスペリエンス©のプラクティショナー(SETI認定)
響く音メソッド©のマスタートレーナー
かわかみ ひろひこ
Hirohiko Kawakami

2003年から、アレクサンダーテクニークを演奏家やダンサーなどの舞台芸術家を中心に教えている。

2007年から、全国の楽器店(ヤマハミュージックリテイリング、カワイ楽器)のご依頼で、演奏家向けの講座を行う。

2011年以降、全国の陸海空の自衛隊音楽隊にて指導。

2017年から、カワイ音楽教育シンポジウムで講師を務める(九州・沖縄地区、京阪地区、東北地区、北関東地区)。

2019年3月『実力が120%発揮できる!ピアノがうまくなる からだ作りワークブック』(ヤマハミュージックメディア)を出版。現在まで4刷りされる。

2019年まで、東京学芸大学音楽専修入門セミナーの講師を務める。

フォーカルジストニアの方たちにもっと確実に効果が上がるレッスンができるようになりたくて、2012年から2015年に身体志向のトラウマ療法であるソマティック・エクスペリエンスの訓練を受ける

2021年より、演奏家指導者が、からだの使い方を教えることができるようになるための響く音メソッド©の講師の養成を始める。

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