宇都宮大学の正門

宇都宮大学の正門

3月3日(木)は早朝に出発。午前中は、宇都宮大学教育学部の音楽専修の学生さんたちにアレクサンダーテクニークボディマッピングの講座をしました。

教育個性化プロジェクトという事業の一環です。

春休み中に急遽開催することになった講義にもかかわらず、30名近くの生徒さんたちがいらっしゃいました。

 

2時間の講座で、最初の1時間はアレクサンダー・テクニークの基本と、「からだ」の重心を下ろそうという意図を使わずに安定支える方法と、全身を伸びやかにし、かつ協調させて”力の通り道”を開く方法について、ゲームを用いながら行いました。

 

その後、演奏のアクティビティのレッスンをしました。

声楽専攻の方と手を繋いだスクワット

声楽専攻の方と手を繋いだスクワット

声楽を専攻される方に歌っていただいた後、手を繋いだスクワットをしました。

 

頭部と腕・胴体と脚を伸びやかにすると、股関節が解放されることを学んでいただくためです。

 

そして、歌うときに、股関節が解放されると、声の響きが変わります。

 

アレクサンダーテクニークを使って歌う

アレクサンダーテクニークを使って歌う

残念ながら、大きな変化が起きても、その生徒さんはお気づきにならないことがよくあります。他の方は変化に気づいても、ご自分ではまったく分からない。。。

 

これはその方の音楽的な技量とは一切関係ありません。

 

レッスンを継続していただくと、その質の変化について、ご自分でもわかるようになります。

 

この生徒さんは、まったく実感がわかなかったようです。もう少し、きちんと変化があったことをお伝えすべきでした。

 

今後の反省材料とさせていただきます。

皮膚のボディマッピング「皮膚、皮膚。。。」

皮膚のボディマッピング「皮膚、皮膚。。。」

左の写真は、舞台本番での過度緊張や”あがり症”対策です。

 

自律神経系を落ち着かせる効果があります。

 

また立体的な輪郭を思い出すと、筋肉の過度な緊張が減り、伸びやかになり、そして血管への圧迫が減るので、血行がよくなり、体温が上がります。

 

あがり症の仕組みに関しては、こちらもご参照くださいませ。

 

 

アレクサンダーテクニークを使って、ホルンを演奏する

アレクサンダーテクニークを使って、ホルンを演奏する

その後、この生徒さんにホルンを演奏していただきました。

管楽器を演奏される方によくある典型的な癖(くせ)、

楽器を構えるときに背中側を潰して、その結果楽器を支えるのを困難にし、息が入ってくるのを困難にする癖がありました。

 

ですので、アレクサンダーテクニークの原理を使って、全身を伸びやかに、特に胴体の奥行きを大切にしていただきながら、演奏していただきました。

 

音が”入る”ようになり、音の響きの質が変わりました。運指も改善されました。

 

 

 

声楽とアレクサンダーテクニーク

声楽とアレクサンダーテクニーク

次の声楽家の方は、身体感覚に関する勘がよい方で、歌もうまい方でした。

 

全身が伸びやかになり、特に胴体の奥行きを思い出して、股関節も解放されると、声の大きさや響きが変わるのをすぐにご本人も実感されました。

 

 

 

 

 

次にピアノを演奏される方とレッスン。まず演奏していただいて、鍵盤に指が降りるときに、胸から腕に向かう筋肉と背中側から腕に向かう筋肉が過度に収縮していました。

 

 

「からだ」のなかの"力の通り道"を開く

「からだ」のなかの”力の通り道”を開く

そのために「からだ」のなかの”力の通り道”が分断され、演奏中に腕や指に過度な負担がかかっていました。

 

また椅子への腰の下ろし方が、若干椅子に向かって潰れていました。これも”力の通り道”を塞ぐ原因になります。

 

 

 

椅子に支えラエルが、椅子に墜落しないで座る

椅子に支えラエルが、椅子に墜落しないで座る

 

解決のために、

脇の下に向かってある方向を思うことと、

小道具としてバランスボールを使って、椅子に支えられるが、椅子に墜落しないで座るのはどういうことかというのを経験していただきました。
それを踏まえたうえで、手と言葉でサポートしながら、ピアノを演奏していただきました。

 

しかし、音の響きに変化がありました。短い時間にあまりにたくさんのことをやるすぎて、生徒さんを混乱させてしまったかもしれません。

 

 

今回の講座のよかった点は、私たちの可能性を示せたことです。いろんな課題は存外簡単に解決することができることを示すことができました。

反省点は、もう少し行うことを絞ってもよかったかもしらないということです。課題の解決が一瞬で終わってしまいますので、魔法ように感じられたかもしれない。それは私の本意ではありませんので。

 

 

ピアノ演奏とアレクサンダーテクニーク

ピアノ演奏とアレクサンダーテクニーク

午後は、フルート奏者の方、ピアノ奏者の方、マリンバ奏者の方の5名の方たちと個人レッスンをしました、

 

講座開催に尽力くださった、新井恵美先生ありがとうございました。

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事前に宇都宮出身のI川さんからおいしい餃子屋さんを教えていただいたのですが、ほどよく全身がつかれていたので、まっすぐ帰りました。

 

 

出張講座の申し込みは、こちらへ。