札幌グループ2017/3/24(金)午前2017年3月24日(金)午前中、札幌市にてアレクサンダーテクニークのグループレッスンを致しました。

 

いらしたのは、ピアニスト&ピアノ講師の方たち 3名、初回の看護師さん 1名、初回の方でご趣味でエレキギターを演奏される方 1名。

 

私のグループレッスンは、だいたい前半で簡単な動き、右を向いたり、左を向いたり、腕を上げたり、おろしたり、上をみたり、下を向いたり、足首の関節の背屈と底屈。。。

 

そして立ったり座ったりへ。徐々にディレクションをはっきりと明確に。

そういった動きを通して、アレクサンダーテクニークの私たち自身に余裕を与えることーインヒビションと基本的な4つのディレクションを学んでいただきます。
そして、歩いたり、スキップしたり。押し下げ癖(くせ)に気づいていただき、それをやめることによって、動きが軽くなり、動いた後の「からだ」がすっきりとする。それを具体的に経験していただきます。

 

一緒にやっていることは、そのまま自習の手順になっています。言わないこともありますが、今日は思い出したので、申し上げました。

 

そして、後半は生徒さんが個人的にお持ちになった課題。

ピアノ演奏その1

ピアノ演奏(ビフォー)

ピアノ演奏(ビフォー)

ピアニストの方。次回コンチェルトを演奏する。広い会場なので音を響かせたいというリクエストがありました。

 

音を響かせるのは全身が伸びやかに演奏する必要があります。そうでないと、仮に大きな音で演奏できたとしても、夾雑音が大きくなってしまいます。そして、「からだ」のあちこちに負担が生じます。

 

全身がのびやかになると、全身に”力の通り道”が開き、負担が減ります。そして、音の響きが増します。理屈ではそうです。

 

アレクサンダーテクニークの基本的な原理インヒビションとディレクションを使って伸びやかになろうと思っても、フォルテッシモやフォルテで演奏するなど、大きな音を出して演奏するとき、上行するとき、下行するとき、これらが刺激になって、私たちは全身を押しつぶしがちになるのです。

 

ちなみに

インヒビションは、抑制と翻訳されますが、私たち自身に余裕を与えることです。

そして

ディレクションは、全身を伸びやかにする基本的な4つのディレクション。

ピアノ演奏-下行(ビフォー)

ピアノ演奏-下行(ビフォー)

そういう刺激に対して、押しつぶしぶすあるいは押し下げる反応(あるいは癖)をやめていくには、具体的な方法が必要になります。これをアレクサンダーテクニーク用語でいうところのミーンズ・ウェアバイ(今ここで必要になる具体的な方法)です。

 

広義のディレクションに含まれるのですが。。。

 

そして、その具体的な方法が次の通りです。

 

大きな音で演奏するためには、指が鍵盤におりるときに、座骨に方向を与える。

 

半身のディレクション-密度を濃くする

下行するときには、反対方向に空間の密度を濃くする。私は半身のディレクションと呼んでいますが、この方法に関しては、言葉を説明すると誤解を招きやすいので、実際に経験されたい方はレッスンにいらしてください。

 

密度を濃くすると、下行したときに、「からだ」の重さや重心が左に偏ることを防ぐことができ、のびやかなまま下行できます。

そして、下行したところから再び上行したり、跳躍するときに、「からだ」にかかる負荷が減ります。

 

そして、プラスの方法でペリ=パーソナル・スペース(身体近接空間)をアクション構造にまで拡張することを行いました。これによって、ピアノの構造を私たちの地図に加えて、より自在に演奏できるようになります。

 

これらのワークの後は、ピアノの演奏の音の密度が濃くなりました。

 

あっ、アフターのピアノ演奏の写真がない。。。まあ、そういうこともあるさ

 

スキー

スキー(Gif動画)

スキー(Gif動画)

この方はピアニストでピアノ教師の方なのですが、お子さんが通い始めたスキー教室でごいっしょに受講され始めたそうです。

ところがスキーはほとんどされたことがないそうで(北海道の方は、みんなスキーが達者なのではなかったのですね)、スキーで足が地面から離れるという課題があるそうです。ご自分でも気づくし、インストラクターの先生にもそのように注意を受けるのだそうです。

 

この方とは、足のボディマッピングをしました。

足を構成する骨1つ1つに焦点を当ててゆきます。これを行うと、足のが伸びやかになって、地面との関係が変わります。

またアーチが回復するので、足関節・膝関節・股関節への負担(小さい関節技)が減り、脚が地涌に動くことができます。

 

さらに、この方とはピアノの上行・下行に必要な半身のディレクションを行っているので、それを思っていただきました。

 

すると、スキーの切り替える動きががスムースになります。

 

ピアノその2 連打を楽に

ピアノの連打(ビフォー)

ピアノの連打(ビフォー)

ピアノの連打をすると、最近また腕に負担が来るようになったというのが課題です。

これを解決するのためには、どうするのか、まず基本のインヒビションとディレクション。

そしてアクティビティ対応の、この場合はオクターブの連打というアクティビティに対する、今ここで必要な方法を行います。

 

アレクサンダーテクニークで「背中が長~く、広~く」と言いますが、あれはもちろん胴体の背中側で毛ではなく、胴体の側面も正面も含まれます。

 

やはり特に背中側と側面、特に肩甲骨周辺から脇の下あたりにかけて、オクターブを連打するたびに押し下げがちになります。

 

それを避けるために、脇の下へのディレクションが有効です。

ピアノ演奏-脇の下へのディレクション

ピアノ演奏-脇の下へのディレクション

視神経のボディマッピング

視神経のボディマッピング

そして視神経をマッピングすると、なぜか腕の動きがより改善します(鎖骨と胸骨の動きがより自然になります)。

 

 

 

 

 

 

 

 

看護師さんの課題-お年寄りの多い病棟での介助

初回参加の看護師さんは、お年寄りの多い病棟で、負担を少なくして、介助したいという課題をお持ちでした。

それはとても重要なお仕事で、かつとても大変な職場です。

この方法はどなたを相手にも使える方法とは限りませんが、アレクサンダーテクニークのインヒビション(私たち自身に余裕を上げること)を使って、私たち自身の自律神経の働きを変えるとどうなるかという、私のレッスンの定番の実験をしました。

自律神経、交感神経と副交感神経があると習いました。ところが最近イリノイ大学の脳神経学者のスティーブン・ポージェス博士は、副交感神経の中に他者とつながる社会神経ともいうべきものを発見しました。

GIF動画

自律神経系が変わると、非接触の状態で半径6メートル以内の人に影響を与えます。私たちの自律神経は互いに影響を与え合っているのです。

接触するとダイレクトに情報は伝わります。

床に横たわった人を手で弾いて興そうとすると、相手の「からだ」は横に滑って、起こすことはできません。

ところが、アレクサンダーテクニークのインヒビションとディレクションの手順を使って、うまく働くと、簡単に相手を興すことができます。

私たち自身の社会神経が働くと、相手の社会神経も働いて、相手は特に手伝おうとしなくても、結果的に手伝うのと同じことが起きます。

 

これは表現者にも同じことが言えます。

 

エレキギターの演奏

エレキギターの演奏(ビフォー)

エレキギターの演奏(ビフォー)

久しぶりに再開したエレキギターを演奏すると、「からだ」に負担が来る。立っても座っても楽に演奏したいというのが課題です。

 

ギターの演奏は左右半身で非対称になります。そしてとくに左側は構え方から、合気道で言うと”小手返し”という技を掛けがちになります。

 

右腕は回内します。そして弦を上から、または下から弾く動きそのものが刺激になって、私たち自身をつぶしたり、過剰な緊張を与えたりします。

 

私たち自身に投げ技を掛けながら踏ん張れば、苦しくなりますね。だから、こういった潰し技や投げ技や関節技を掛けなければよいのです。

 

エレキギターの演奏

エレキギターの演奏

手をつないだスクワット

手をつないだスクワット

そして、そのためには、繰り返しになりますが、アレクサンダーテクニークの基本のインヒビションとディレクション、そしてやりたい活動で「からだ」に負担をかけないための、そして活動をスムースに行うための今ここで必要な方法(ミーンズ・ウェアバイ)です。

 

ミーンズ・ウェアバイを伝えられないアクティビティ・レッスンは、ナンセンスです。そういうレッスンは受ける意味はありません。アレクサンダー教師のためになっている残念なアクティビティ・レッスンにならないように、気をつけています。

 

手をつないだスクワットは、アレクサンダーテクニークの古典的な手順ですが、楽器と私たちとのバランスの取り方を変える契機にもなります。

楽器を構えるとき、「からだ」の正面側が重くなるので、背中側をつぶしてバランスを取ろうとしがちです。でもそのようにすると、身体の重心が後ろに移動し、背骨と横隔膜では支えられなくなり、胴体の背中和の筋肉が固くなって、背骨と横隔膜で支えきれない重さを代わりに支えるようになります。

エレキギター演奏

エレキギター演奏(GIF動画)

しかし、背中側の筋肉が収縮すると、二の腕は下に押し下げられるので、楽器を構えることが困難になり、呼吸に伴う胴体の特に背中側と側面の動きがじゃまされて、「からだ」は弱くなります。

手をつないだスクワットでは、前にいるのが人間ですので、膝を大きく曲げ、胴体を後ろに行きます。しかし、楽器はどんなに重い楽器でも、人間ほど重いことは稀なので、胴体の奥行きのディレクションを思うことによって、たいていはじゅうぶんです。

そのように概念を変えていくことによって、見た目の違いよりも内実が豊かになってゆきます。

 

 

 

 

 

趣味のドラム

ドラムんもハイハット

趣味でドラムを演奏されるそうです。はじめてパッドやスティックやスタンドを使ったレッスンです。

ハイハットを叩くときに、背中側をつぶさないようにすると、腕が伸びやすくなります。

肩甲骨周辺の押し下げを防ぐためのディレクションや打った瞬間に胴体をつぶさないようにする必要もあります。

そのようにすると、”跳ね返り”が改善します。

 

次回以降は胴体のうねりにつなげてゆきたいです。

 

 

午後はピアニストのMさんと個人レッスン。彼女の演奏は数年前から最近人の心を打つ演奏の鳴りました。

 

 

 

次回の札幌レッスンの日程です。

 

7月7日(金) 9:15-12:00 札幌グループレッスン1

 

7月7日(金) 16:00-18:45 札幌グループレッスン2

 

7月8日() 9:15-12:00 札幌グループレッスン3

 

7月9日() 9:15-12:00 札幌グループレッスン4

 

7月6-9日(木-) 札幌個人レッスン

 

 

東京・横浜・福岡の予定です。

4月5日(水) 9:00-17:00 横浜・大倉山個人レッスン

 

 

4月19日(水) 9:00-17:00 横浜・大倉山個人レッスン

 

 

4月6-9日(木-) 福岡個人レッスン

 

4月7日(金) 9:15-12:45 福岡グループレッスン1

 

4月9日() 9:15-12:45 福岡グループレッスン2

 

 

4月12日(水) 18:20-20:50 東京・荻窪グループレッスン

自由な呼吸と本当の声を取り戻す—アレクサンダー・テクニークの基本を使って、声を出しやすくする方法を学びます。

声楽家の方の場合は、響きのある声に
管楽器奏者の方は、楽器の楽な支え方と自由な呼吸を同時に学びます
それ以外の方にとっても、活動中のサポートを強くし、動きを快適にする方法です

 

 

4月15日()10:10-12:30 東京・荻窪グループレッスン

自由な呼吸と本当の声を取り戻す—アレクサンダー・テクニークの基本を使って、声を出しやすくする方法を学びます。

声楽家の方の場合は、響きのある声に
管楽器奏者の方は、楽器の楽な支え方と自由な呼吸を同時に学びます
それ以外の方にとっても、活動中のサポートを強くし、動きを快適にする方法です

 

 

4月23日() 9:15-11:45 横浜・大倉山グループレッスン

活動中・活動後の首・肩・肘・腰を違和感・痛み・ひどい疲れを改善する

全身を柔らかく、伸びやかに、しなやかにする基本

 

 

4月24日(月) 14:00-16:30 東京・荻窪グループレッスン

活動中・活動後の首・肩・肘・腰を違和感・痛み・ひどい疲れを改善する

全身を柔らかく、伸びやかに、しなやかにする基本

 

 

5月17日(水) 18:20-20:50 東京・荻窪グループレッスン

活動中・活動後の首・肩・肘・腰を違和感・痛み・ひどい疲れを改善する

全身を柔らかく、伸びやかに、しなやかにする基本

 

 

5月20日()10:10-12:30 東京・荻窪グループレッスン

あがり症からの回復&説得力のある存在の質を取り戻す

自律神経系の健康的な反応を取り戻すことが、あがり症からの回復と、説得力のある存在感、あるいは人をサポートするような存在の質を生み出します。

具体的なワークを紹介しつつ、個人レッスン&個人セッションでどのように進めていくかということも説明します。

 

 

5月28日() 9:15-11:45 横浜・大倉山グループレッスン

自由な呼吸と本当の声を取り戻す

アレクサンダー・テクニークの基本を使って、声を出しやすくする方法を学びます。
声楽家の方の場合は、響きのある声に
管楽器奏者の方は、楽器の楽な支え方と自由な呼吸を同時に学びます
それ以外の方にとっても、活動中のサポートを強くし、動きを快適にする方法です

 

 

5月29日(月) 14:00-16:30 東京・荻窪グループレッスン

自由な呼吸と本当の声を取り戻す

アレクサンダー・テクニークの基本を使って、声を出しやすくする方法を学びます。
声楽家の方の場合は、響きのある声に
管楽器奏者の方は、楽器の楽な支え方と自由な呼吸を同時に学びます
それ以外の方にとっても、活動中のサポートを強くし、動きを快適にする方法です