日本音楽療法学会でアレクサンダ-テクニークの講座昨年の2015年の夏を過ぎた頃にご依頼いただいたのですが、仙台で開催された日本音楽療法学会学術大会で、2016年9月16日(金)におアレクサンダーテクニークの講座をしました。写真NGだったので、講座中の写真はありません。

 

おおよそ250名の音楽療法士の方たちがご受講くださいました。

アレクサンダーテクニークについては、自律神経系を状況に応じた適切な状態にして、活動中に拮抗筋同士の共収縮(同時収縮)を減らす方法だと紹介させていただきました。

 

そして自律神経系が興奮状態になっていたら、人から与え垂れる指示も、活動中に私たち自身に与える指示も苦痛になりますが、もし自律神経系がその状況に最適な状態になっていたら、指示通りに動けるし、指示の取捨選択もできるということをお話ししました。

 

そして、アレクサンダーテクニークの発見者F.M.アレクサンダー(1869-1955)の発見に至る経緯について、お話ししました。

舞台に立ち始めて、最初はよかったけれど、だんだん不調を感じて。それでも、だましだまし舞台に立って、そこそこの成功をおさめ。

そして、大きな舞台のチャンス。発声に不安があって、医師のもとへ。「稽古をやすみなさい」というアドバイス。

やすんだら、不調が消えて、本番では素晴らしい声が出た、しかし、クライマックスの前に急にのどの調子が悪くなり一、とうとうまったく声が出なくなった。

再び医師のもとへ。医師は「やすみなさい」

たしかに休んだた、調子はよくなる。でも、また舞台に立ったら、うまくいかなくなる。

どうやら医師の話すことの前提として、使い過ぎtoo use あるいは over use という概念がある、しかし、それでは、もう舞台に立つことはできなくなる。

舞台に立つためには、原因は使い過ぎではあってはならない。それに本当に使い過ぎか分からない、では、なんだろう。

アレクサンダーに突然 使い方の誤り miss useという概念が訪れた。

もしそうだったら、肉眼で観察できる。3枚の姿見(大きな鏡)を使って、巨大3面鏡の部屋を作り、観察を始める。観察力を次第に深め、日常のありとあらゆる場面で、「からだ」を潰していたことに気づく。

7年かけて見つけた方法は、何かをする前に私たち自身に余裕を与え(インヒビション-自律神経系が落ち着く)、方向を与えることだった(共収縮が減るので、自律神経系はさらに落ち着く)。

 

 

みなさんが飽きてきたようだったので、壇上に10名の方に上ってもらって、体験いただく。

間違い探しをするような目で見ないで、優しい目で見てくださいねと、皆さんにお願いする。動物の世界ではレーザー光線でも出すよな視線を向けるのは、捕食動物が餌をとるときだ。観察するときに、そのようにしたら、観察者の交感神経が興奮して、その結果として観察される人たちの交感神経も興奮状態になることを説明する。

 

いきなり、4つのディレクションを使って、立ったり座ったりしていただいても、見ている人には何のことかわからないので、もっと単純に視界に関する注意を変えたら、横から押されても、強く抵抗せずに立っていられる実験を行う。

全員が同じディレクションを思ってもうまくいかない。それぞれの方たちの特徴に合わせて、解説を入れながら、壇上の方にも見ている方たちにもご理解いただけるようにレッスン。

 

その後横を向くという単純な動きについてワークする。ビフォーアフターで、明らかに動く範囲が変わる。大人数の講座プレゼンテーションの要素もあるので、分かりやすく必要があるのだ。

その後、アクテイxビティをされる方を募集して、2名の方に壇上に上がっていただく。

 

おひとりめ、歌う方。最初に歌っていただいて、次に4つのディレクションを使ってワークをしながら、声のボリュームと響きが変わる。見ている人たちには分かったが、本院は分かっていらっしゃらない模様。表情筋を解放するディレクションと、呼吸の自由にするワークを行って、ようやくご本人も変化に気付いたようだ。しかし、「歌声の響きが豊かになった方に気付いた方は手を挙げて」とお願いし、多くの方が挙手されると、驚かれました。ご本人は声の質の変化にはなかなか気づかないものです。

 

おふたりめ。大きな声であいさつしようとしても、声が出ない。やってみていただくと、たしかに。

その方と4つのディレクションを使って、ワークすると、お声が出るようになりました。

「そのようにして、F.M.アレクサンダーは舞台に復帰したのです」

 

 

この後で10分御質疑応答コーナー。

質問者の方の質問があっちゃ、こっちゃ行って、行きついたのは「知的障害の方たちの腕や肩を楽にするためになにができるのか」

虐待に遭った経験があったり、大災害に遭ったり、その他の原因で、自律神経の反応の仕方が不安定だと、この方法は適切ではないとお断りして、皮膚のボディマッピング「皮膚、皮膚。。。」を紹介。

相手をよく観察して、おかしいと感じたらすぐに中止するようお願いしました。

 

 

講座の後、15分質問者たちと質疑応答をしました。自律神経系に問題を抱えた方たちに絡む質問が多く、なかなか歯切れのよい回答はできませんでした実勢にワークさせていただく方が確実に安全です。

 

 

今回のことが契機となって、より多くの音楽療法士の方たちとレッスンができればと存じます。

 

 

 

 

 

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