東京グループレッスン-5月23日(月)

東京グループレッスン-2016年5月23日(月)

おはようございます。1週間前になりますが、先週の2016年5月23(月)に、東京は荻窪にて、アレクサンダーテクニークのグループレッスンを行いました。

この日のテーマは、

自由呼吸本当を取り戻す

アレクサンダー・テクニークの基本を使って、声を出しやすくする方法を学びます。
声楽家の方の場合は、響きのある声に
管楽器奏者の方は、楽器の楽な支え方と自由な呼吸を同時に学びます
それ以外の方にとっても、活動中のサポートを強くし、動きを快適にする方法です

 

今回の受講者の方たちは、

ドイツでもアレクサンダーのレッスンをご受講されていらした声楽家の方(初回)

レギュラーの鍼灸師さんで、体操指導者で、武道愛好家の方

声楽家の方(初回)

趣味で合唱合唱指導をされる方(久しぶりのご受講)

レギュラーのピアノ奏者(ピアニスト)の方

エレキギターを弾いて、歌うライブの歌姫(初回。以前レッスンをご受講されていた方と組んで仕事をされている)

ジャズを歌われる方(初回)

ゴスペルヨガをされる方(初回)

 

初回の方が多く、そしてなぜか時間通りにいらっしゃらない方が珍しく3人もいらっしゃいました。初回の方が多いからかしら?

 

 

さて、まず視界への注意の向け方を変えることによって、「からだ」のサポート支え)を変えるワークからスタート。二人一組で横に動かしてもらって、始めは踏ん張っていたのが、視界への注意を変えることによって、容易にそこに立っていられることを経験いただきました。

 

どのように変えるかについては、人によって異なるので、詳細は割愛させてただ来ます。経験されたい方は、かわかみのアレクサンダーテクニークのレッスンにいらしてください。

 

その後で、さっきの視界への注意を踏まえたうえで、右を向いたり、左を向いたりしていただきます。

右を向いたり左を向いたりしてみます。

どちらかのほうが向きにくかったり、向きやす買ったりすることもあります。可動範囲が広かったり、狭かったり、だけではなくて、一報を向き始めると、首あたりに痛みが来ることもあります。

また一方を向いたときに、背が低くなる人もいます。頭を胴体に押し下げているのです。

これから頭や脇の下(胴体の一部)を押し下げていることが原因です。肩甲骨を”内側に後ろに”フライングして起こることもあります。

 

これらはアレクサンダー・テクニークのインヒビションディレクションのプロセスで解決します。みなさんには手と言葉でご指導させていただき、ビフォーとアフターの違いに気づいていただきました。

 

 

また視線を動かすときに、毎回同じ所で視線がスキップしたり、ワープしたりすることもあります。これらは自律神経系とか変わります。病気とかそういうレベルのことではないのです。

 

今回何度もレッスンにいらしているおふたりについて、それを見つけました。そのうちのおひとりは、スキップする方向から、円盤投げ競技の円盤が飛んできたことがあったそうです。

それらの視線の動きについては、自律神経系に働きかけるワークが必要です。アレクサンダーのインヒビションのプロセスは、実は大脳だけではなくて脳幹レベルまでの働きかけが行われます。それがないと、自律神経系には働きかけられません。

 

 

伝統的なプロシジャ(テーマを持った手順)だと、ウィスパード・アーは脳幹レベルにも働きかける優れたワークになっています。しかし、状態がよろしくない場合は—例えば、極端にあがりやすい方、うつ状態になりやすい方など—-、かえって凍りついてしまうこともあります(以前はそれが分かりませんでした)。

 

ですので、状態に応じて、もっと危険が少ない手順が必要になります。それについても少しだけ行いました。次回のレッスンは、このことがメインテーマなので、今回は軽く流しました。

 

その後で腕を上げたり、下ろしたり。人によっては上げるとき、人によっては下ろすときに違和感・痛み・ひどい疲れを感じます。

そして今度は手と言葉で、特に背中側を潰さないように腕を持ち上げていただきます。このとき、よほどのことがないと私は腕に触れません。そうではなくて、胴体の特に背中側ともっと細かく言うと、肩甲骨に本来の動きを許すか、あるいは押し下げるかが鍵になるからです。

下ろすときには、大胸筋の一部や広背筋を極端に収集鬼雨させる方が多く、そのために腕を下ろすときに負担が大きくなります。それについても、アレクサンダー・テクニークの基本のインびひションとディレクションのプロセスで会計できます。特に健康活がフライングして下に押し下げられやすいので、それを避ける必要があります。

 

ここまで行ってから、立ったり座ったり、歩いたりと、ビフォーアンドアフターを体験していただき、前半終了。初回の方が多かったので、ここまででかなりの時間を使いました。

 

そこで呼吸や声に関することは、みなさんとのアクティビティのレッスンでワークを経験いただきながら、経験いただくことにしました。

 

原図 三木成夫(原色現代科学大辞典 6 人減)を一部改変

原図 三木成夫(原色現代科学大辞典 6 人減)を一部改変

呼吸の仕組みを簡単にお話します。胸郭が膨らんで(胴体の背中側も側面も正面も膨らんで)、肺の中の気圧が急速に下がるので、「からだ」の外側の気圧が相対的に高くなるので、気管を通って空気が入ってきます。

 

このとき横隔膜・斜角筋・大胸筋の一部・小胸筋・外肋間筋・三角筋・僧帽筋・胸鎖乳突筋その他の筋肉が必要な収縮(筋緊張)を起こします。

 

図の向かって右側の筋肉が必要な収縮を起こします。

 

息を吐くときには、通常であれば、息を吸うときに収縮する筋肉が収縮をやめて、内肋間筋・外腹斜筋・内腹斜筋・腹直筋その他の筋肉が必要な収縮を起こします。

 

図の向かって左側の筋肉が収縮します。

 

ところが歌うとき、あるいは管楽器演奏するときには、通常の呼吸の吐くときとは異なり、吐く息のスピードコントロールする必要があります。そのためには、吸うときに収縮する筋肉たちがある程度収縮する必要があります。つまり吸息筋吐息筋の同時収縮(共収縮)が起こる必要があります。

 

F.M.アレクサンダー(1869-1955)は、押し下げをやめて伸びやかに活動するために、アレクサンダー・テクニークを発見し、体系づけました。そして、その押し下げとは、拮抗筋同士の共収縮同時収縮)と言い換えることができます。しかし、すべての共収縮がやめたほうがよい癖ではなく、なかには必要な共収縮もあります

 

 

呼吸に関わる筋肉の図解入りです。原図は三木成夫先生の有名な図解ですが、ある方に模写していただき、さらに外肋間筋と内肋間筋に関してリライトしました。転載禁止です。かなり時間をかけて作りましたので。
 
息を吸うときに必要な収縮を起こす筋肉は、横隔膜と外肋間筋を除くと、腕を持ち上げるときに収縮する筋肉が多く含まれ、広背筋(腕を下ろす筋肉)とは拮抗筋になります。
 
背中を押し下げると、もれなく広背筋も収縮します。また頭を”後ろに下に”押し下げると、”前に下に”押し下げると、もれなく背中側が押し下げられ、広背筋も収縮します。
 
だから、首が自由に、頭が前に上に、背中が長く広く、両膝が前にそしてお互いに離れていく、すべてが同時に、そして順番になのです。
 

 

さて、ここまで説明してから、受講者のみなさまのお持ちになった課題のあるアクティビティについて、手と言葉を使ってレッスンをしました。

 

アクティビティのレッスンについては、アレクサンダー教師はするべきではないとするのが世界的には主流です。

またアクティビティのレッスンをする称する教師の中にも、ぜったいしない人もいます。

また生徒さんを質問攻めにして言いくるめて終わりというお粗末なレッスンをする方もいらっしゃいます。

あるいは、アクティビティの内容を常に勝手に変えてしまう人もいます(生徒さんは楽器の演奏についてレッスンを受けたいのに、楽器ケースから楽器を取り出すところまでで必ず終えるなど)

もしアクティビティのレッスンを受けたい場合には、よく実績等を調べて選んでください。

 

今回いちばん最初に行ったのは、鍼灸師さん。今回はセミナー講師をするときに声がかれることがあるので、それについてされると冒頭におっしゃっていたのですが、武術用の扇を持ってこられ、結局それについて行いました。閉じるときにちょっと力むとのこと。親指の伸筋が収縮すると、手全体が固まるので、アレクサンダー・テクニークのインヒビションと基本のディレクションと、親指の伸筋を解放するディレクションを行っていただきました。

このまま練習すれば、改善しそうです。

 

次にレビュラーのピアノの方。左手を右に寄せづらいということでした。そこで、インヒビションと基本のディレクションの他に、”マイナスの腕”、半身の”マイナスの「からだ」”のディレクションを思っていただきました。

すると、見た目にも確かに変化が起きました。

もうひとつ何かを行ったのですが。。。忘れました。そういうこともあります。

 

ゴスペルを歌われる方。歌うときに基本のディレクションを手と言葉で支持を与え、表情筋と呼吸に関わる筋肉を同時に解放するディレクションを行いました、

声の響きに明らかに変化があり、若干高い声も出るようになったようになったのですが、少し高い音程が出るようになったことにはお気づきのようでしたが、声の響きが豊かになったことには、ご本人はお気づきになりましたが、声の響きが豊かになったのはまったくお気づきにならなかったようでした。

こういうことは実はよくあることです。プロでもアマチュアでも。他の受講者の方から、声の響きが豊かになったというフィードバックがあり、私もそのことを申し上げましたが、強く言うのは避けました。

 

エレキギターと歌でライブ活動を行っている女性。グレッジギターのストラップを肩に掛けた時点で、すでに重くて、歌いにくいというお話でした。サックス奏者の方にもよくある悩みです。またストラップを使わない多くの管楽器奏者にもよくある課題です。

楽器をどのようにどこで支えるのかということがはっきりすると、随分楽器を軽く支えることができます。逆に重くなるときには、胸から腕に向かう筋肉が過剰に収縮し。その結果声帯や背中側が押し上げられます。

手を繋いだスクワットを一緒に行って、その跡で楽器と腕の前方のお重さは、奥行きを思うことで支えるというアイディアで支えてもらうと、

「軽いです♪」

その後歌っていただいたのですが、とても素敵な歌声でした。彼女は以前熱心にレッスンを受けてくださったHさんのご紹介でいらしたのですが、ごいっしょにライブ活動をされているとのことなので、ぜひ行ってみたいと思いました。

 

 

ジャズを歌われる方。ずっと足のことが気になって、股関節・膝・足首のボディマッピングと、足のボディマッピングをしました。なんでも、大きな怪我を何度もされているとのことでしたので、自律神経系を落ち着かせる、”二の腕ぎゅっぎゅっ”のワークをしました。

さして、インヒビションと基本のディレクションを思って歌っていただくと、ブフォー・アフターで明らかに声の響きの変化がありました。

 

声楽家の方。インヒビションと基本のディレクションで、股関節も開放されると、歌声が豊かになることを経験いただきました。

そして、ドイツ留学から戻った声楽家の方。ドイツでも別のアレクサンダー教師から熱心にレッスンをご受講されていたようです。

ビフォーを歌っていただきましたが、長く歌っていると、出にくいところがあるとのこと。

胴体から腕に向かう筋肉が過剰に収縮すると、実は喉に負担が増えます。この日のレッスンではそのことを繰り返し申しておりましたが、胴体から二の腕に向かう筋肉を解放する簡単なルーティンを行っていただきました。そうしたら、声の響きがよりまして、高い音が出やすくなり、ご本人も効果をはっきり認識されました。

 

私がご受講の御礼のメッセージをお送りする前に、御礼のメッセージをいただきました。

 

久しぶりの合唱指導の方は、ジャズのピアノを演奏されました。アレクサンダー基本のディレクションを手を使って与えると、ご本人曰く「出音が変わった!!!」と。

鍵盤を押し下げすぎると夾雑音が増え、押し下げすぎが減ると夾雑音が減って、響きが変わるのです。

 

 

今回のレッスン。歌う方たちとは、もっといろいろやりたいことがありましたが、グループだとちょっとずつしかできません。再び彼ら・彼女らをグループレッスンか個人レッスンでお会いできますように。

 

 

東京・横浜での6月のレッスンのご案内です。今回のように、リクエストに応じて、メインテーマでないことも行います。

 

 

スケジュール

ほぼ毎日、東京荒都荒川区町屋)や池袋荻窪渋谷にて個人レッスンをしています。

横浜の大倉山や三ツ沢上町にて、月に2‐3回平日の水曜日を中心に横浜個人レッスンをしています。

東京・神奈川(横浜その他)・埼玉・千葉・茨城等への2-10名の出張レッスンも随時行います。

出張講座・研修随時受付中です。

少人数のレッスン主体の全国出張のご依頼随時受け付け中です。

 

 

 

6月15日(水) 18:20-20:50 東京・荻窪グループレッスン

自由な呼吸と本当の声を取り戻す

アレクサンダー・テクニークの基本を使って、声を出しやすくする方法を学びます。
声楽家の方の場合は、響きのある声に
管楽器奏者の方は、楽器の楽な支え方と自由な呼吸を同時に学びます
それ以外の方にとっても、活動中のサポートを強くし、動きを快適にする方法です

 
 
6月18日()10:00-12:30 東京・幡ヶ谷グループレッスン

効果的な力・重さの伝え方

全身の”力の通り道”を開き方を学びます。
それを通じて
ピアニストの方には重量奏法-重力奏法(腕の重さで弾くこと)のほんとうの意味を
弦楽器奏者の方には、効果的に弦に力を乗せる方法を
ボディワーカーの方にはクライアントさんへの効果的な力あるいは重さの伝え方を学ばれるでしょう

 
 
6月19日() 9:15-11:45 横浜・大倉山グループレッスン

“あがり”からの解放 その1 視界と皮膚を中心に

“あがり”の原因である、交感神経(逃走・逃走反応)の過剰な活性化と、副交感神経のうちの背側迷走神経(凍りつき反応)を活性化を防ぐ具体的な方法を学びます。

今回視界と皮膚に注目するのは、

舞台の本番や職場でのプレゼンテーションやママ友同士の自己紹介で、あがりやすい方や過度に緊張する方は

外界と私たちとの境界である皮膚への注意が曖昧で

視線が固定されたり、不自然に泳ぎがちです。

 
 
6月20日(月) 14:00-16:30 東京・荻窪グループレッスン

“あがり”からの解放 その1 視界と皮膚を中心に

“あがり”の原因である、交感神経(逃走・逃走反応)の過剰な活性化と、副交感神経のうちの背側迷走神経(凍りつき反応)を活性化を防ぐ具体的な方法を学びます。

今回視界と皮膚に注目するのは、

舞台の本番や職場でのプレゼンテーションやママ友同士の自己紹介で、あがりやすい方や過度に緊張する方は

外界と私たちとの境界である皮膚への注意が曖昧で

視線が固定されたり、不自然に泳ぎがちです。