北海道の某市在住のプロの管楽器奏者で、趣味でマラソンを走っていらっしゃるOさんから―――― 私のアレクサンダー・テクニークのレッスンを受けてくださっています ――――、お便りをいただきました。

今年も サロマ湖100kmウルトラマラソンを完走されたそうです。

こちらは、Oさんからご提出いただいたレポートです。ご本人から、掲載のご許可をいただいております。

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第27回サロマ湖100kmウルトラマラソン(H24.6.24)データ

身体情報 (レース前6/22)身長174cm 体重64kg 体脂肪率15% 血圧120-78
(レース後6/25)身長174cm 体重63kg 体脂肪率15% 血圧116-66

記 録  100km 11:36:03

・月間走行距離(24年1月~本番まで)と練習内容
1月~3月(雪上を週1回~2回、約7分/km 3ヶ月間の走行距離約50km程度)
→時期的に演奏業務が忙しいので、本格的な練習はしていません。
4月 112km(約6’00”~7’00”/km LSDが中心 一度に5km程度の練習)
5月 152km(約5’30”~6’00”/km LSDが中心 週に1~2度ビルドアップ走をいれる4km×3回)
6月 88km(上旬に20km・25kmのロング走 5’00”/km 他LSD 5~5’30”/km)

・レース前後の食事について
前日の夕食 焼肉定食
当日の朝食 おにぎり2個(鮭・五目)、味噌汁、サラダ、バナナ、スポーツドリンク
当日の昼食 レース中のため、給水所のバナナ、梅干、レモン、黒糖飴、スイカ、アンパン、スポーツドリンクが中心、自分で用意したサプリメント(カーボショッツ5個)
当日の夕食 ゴール後、かけそば、コカコーラ、おにぎり1個

・服装 レースシューズ、ランシャツ、ランパン、ソックス、レースタイツ、手袋、ランニングウオッチ、ウエストバック、雨よけポンチョ(透明なゴミ袋のようなもの)、サングラス

・レース中の痛み
約40km地点で右ひざ下付近に違和感を感じる。
約80km地点で腰が重く感じる。

・レース中にATをどのようにとりいれたか?
頭の位置を「いいところ」に意識した(乳様突起の奥のほうに頭が乗っていること)
これを意識することで頭を自由にしてあげることができる。
背中が広いまま、長いままを意識、同時に太ももが長いままを意識した。
これらは腕や足の関節を自由にしてあげることができる。
自由に動かしてあげることですべての動きがスムーズになり関節への負担がなくなりレース中起こる違和感や痛みを和らいでくれた。

最後に
100kmという長い道のりで常に自分を観察することが大事だと感じた。
今、自分のしていることを知るように心がける。
何が起こっているか観察する。
レッスンを通して感じ取ったスムーズな体の動きを思い起こす。

ウルトラランナーでフリーライターの夜久 弘(やくひろし)さんの著書「メロスたちの夏」の中で『ぼくが周辺のウルトラランナーから調査している範囲では、月間250kmから300kmのトレーニング量がもっとも多い』とある。
この調査からもわかるように、月間走行距離152km程度で100kmマラソンを完走することは他の人の練習量からみて無謀だと思われる。

また「サロマ湖100kmウルトラマラソン」における完走者のタイム別完走率を見ると圧倒的に多いのが12時間台での完走で約40%、11時間台の約25%、10時間台になると15%前後、9時間台で約10%、8時間台で3~4%(04、05のデータから)(「メロスたちの夏」より転載)

このデータから私の完走タイムを照らし合わせると11時間台の25%に入る。
練習量が圧倒的に少ないにもかかわらず、このように好タイムで完走できるのは日ごろからのAT実践の効果だと確信してはよいのではないだろうか。
また一番声を大にして言いたいのは、怪我をしないで安全に完走(練習)できることである。
テーピングや、肩こりをとるネックレスやら、○イテンとかのグッズは一切必要ない。
(自分もいろいろ持ってますが(笑)・・・)
自分の頭の中にあるボディマップを上手に使うだけ。

今まさにマラソンブームなのでより多くの人たちが怪我のない楽しいランニングライフを送れることを願ってます。

• 氏名:O(仮名)
• ナンバー: 1591
• 種目: 100K男35~44歳
個人記録詳細
出場種目 100K男35~44歳
距離 100 km
タイム(グロス) 11:36:03
タイム(ネット) 11:32:58
種目別順位 231/672
総合順位 709/2370
タイムリスト
計測ポイント スプリット ラップ
Start 00:03:05
10k 01:09:19 1:06:14
20k 02:12:50 1:03:31
30k 03:17:48 1:04:58
40k 04:22:15 1:04:27
42.195k 04:35:12
50k 05:25:09 1:02:54
60k 06:33:10 1:08:01
70k 07:44:42 1:11:32
80k 08:57:12 1:12:30
90k 10:15:06 1:17:54
Finish 11:36:03 1:20:57

少ない練習量で、今年も完走されたのは、Oさんの才能によるところが大きいとは、存じますが、その可能性を引き出すのにアレクサンダー・テクニークを有効にご活用いただいた例として、掲載させていただきます。

6月中旬以降のレッスンの予定はこちらに。