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筑前琵琶という楽器をやっています。歌も演奏も、もっと楽に出来るようになると聞き、苦しいことが嫌いな私は喜び勇んでレッスンに参加しました。

これまで何でも力技で寄り切ってきた私にとって、とても不思議な気分になるレッスン。身体を撫でてあげ、身体の正しい位置を分かってあげると、何やら体感が変わって、不思議やな、力強い声・芯のある音が出るようになるのです。

 

無駄な力が抜けることで楽になるだけではなく、必要なときには、より力が入れやすくなる。

 

文章で書くと変な感じですが、これは私の師匠からも常々言われ続けていたこと。頭では分かっているつもりでしたが、それを体感できたのはかわかみ先生のレッスンが初めてでした。日常生活の動きに関しても、こんなに楽に動作ができるのかと、アレクサンダーテクニークのレッスンを受ける度に、毎回、目から鱗がポロポロと落ちます。

 

 

 

 

筑前琵琶は、楽器を弾くだけでなく、「語り」として歌も歌うことが求められます。しかも、楽器の音と歌の間合をピシャリと合わせることが必要。これがなかなか上手くいかないのです。声が出たと思えば弦の音が鳴らず、弦が鳴ったとき思えば、今度は声が上手く乗らない。

 

これを解消するためには、やはり「身体の力が適度に抜けて呼吸が整い、身体と琵琶とが共鳴するような状態」になりたい、とこれまで色々なことを試しました。ところが、頭で考えていることと自分の身体は、なかなか同調してくれません。今考えてみれば、理由は明白。それらは、力で身体をねじ伏せてしまうような方法ばかりだったからです。

 

 

 

 

かわかみ先生のレッスンは、関節や内臓の本来の位置を確認してから、身体と対話するように進むので、今までねじ伏せていた身体が喜んで応えてくれるのが分かります。先に書いたような「共鳴する状態」に自分の身体を導くのに、これまでになく良い効果をいただいています。

 

例えば、「演奏するとき、歌うときに重心が上がってしまう」という問題を見ていただいたときは、小腸や骨髄に話が及びました。まさか!と思いつつも、自分の内臓のこと等を思ってから音や声を出すと、見事に重心が下がっているのです。思わず自分の内臓に「今まで放ったらかしにしてゴメン」と謝りたくなったほどでした(苦笑)

 

 

 

それに、かわかみ先生のレッスンは、単にアレキサンダーテクニークの教科書に沿って進むというわけではなく、ご自身の経験やこれまでのレッスンで生徒さんと共に発見された技がたくさん。なので、毎回がオーダーメイドで、私が一番分かりやすい方法、取り入れやすい方法を提案してくださるので、家に帰ってからも取り組みやすいです。

 

 

 

 

只々「身体で感じろ!」ではなく、頭で理解したことが身体に反映される。とても気持ちがいいです。まだ考えて身体に伝えていることのほうが多いですが、今後もレッスンを継続して受講し、徐々に自然に、今度は「身体が理解する」過程を楽しみたいと思っています。

 

 

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筑前琵琶奏者 高木青鳳さんのホームページはこちらです。