更新日:2003年9月23日

執筆日:2003年9月18日

『アレクサンダーさんの発見』(アレクサンダーテクニーク)の教師になるために、 どのようなトレーニングを受けているのか?ということについて、書きました。『アレクサンダーさん の発見』がいかなるものか、みなさんが理解する手助けになると思いますので。

 

教えたいと思う人は、ディレクターのジェレミーさんに教えること(teachingのactivity)を したいと言います。ここまでは、他のことについて、レッスンを受けるときと変わりません。そして、生 徒さんになる人(ボランティア)が、立候補します。
そのときは、すでに始まってます。生徒さんの人に話しかける、近づくときに、自分を失えば、 「今なにしてた?」「なにを考えていた?」とディレクターに止められます。そこで、レッスンは 終わりです。
これは体験しないと分かりませんが、とてもハードです。なかなか生徒さんにたどり着けないのです。 そうやって、なんどもなんども挑戦して、数ヶ月して生徒さんに手をおけるところまで、近づけます。
この過程で学ぶことは、『アレクサンダーさんの発見』とは、二重の意味で間接的なアプローチである ということだろうと思います。つまり、レッスンをするときに、生徒さんをどこが悪いかとか探すので はなくて、まず自分自身についてしっかり面倒を見る。

そして、生徒さんを見て、なにかを見つけても 直接そこに働きかけるのではなくて、まずもう一度自分自身の面倒を見て、そして生徒さんが全体性を 回復するように教え始める。

 

何か見つけても、そっちにばかり意識をとらわれたら、終わりです。そこでもう一度自分に帰ります。 そして、生徒さんに近づく。そのときも、生徒さんによっかかる動きが出たら(たとえ生徒さんに手を 置く以前であっても)、レッスンはおしまいです。絶えず、自分自身の面倒を見続けなければなりません。 そうしたら、生徒さんが全体性を回復するのです。

 

熟練した教師と、なりたてとの違いは、熟練した教師はいるだけで、生徒が変わっていきますが、 気づきの深さの違いだと思います。
まだまだ、わたしは成長する余地があると思いますが、深めて行く方法は学べました。そして、 今も学び続けています。

 

なお、こういうトレーニングの仕方をした最初の方は、故マージョリー・バーストウさんで、 この方は、ジェレミー・チャンスさんの先生にあたりますが、同じく故マージョリー・バースト ウさんのお弟子さんのシアトルのキャシー・マデンさんのトレーニング・コースでも、このよう な方法をとっているそうです。
他のトレーニング・コースにおいては、どのようなトレーニングをしているのかは、存じませ んので書けませんが、いずれのトレーニング・コースでも、アレクサンダーさんの発見した原理 に基づき、訓練生たちは日夜研鑽されていることでしょう。