鏡を見ながら練習をするバレエダンサーたち

鏡を見ながら練習をするバレエダンサーたち

ダンサー、踊る方が陥りやすい癖(くせ)のひとつに、ミラーハビットあるいは鏡癖(かがみぐぜ)があります。

ミラーハビットは、ダンスの用語です。日本語に適当な訳を見つけることができなかったので、鏡癖と訳しました。

 

同様のことは、

鏡を見ながら套路(とうろ)を練る中国拳法愛好家、

鏡を見ながら(かた)あるいはを練習する古武道古武術愛好家、

鏡を見ながら練習するヨガ愛好家、

鏡を見ながら練習するピラティス愛好家など、

鏡で見ながら動きを確かめることが多い方たちも陥ることがあります。

 

軽度から重度まで、様々ありますが、おおよそ次のような傾向があります。

  • 鏡を見ていないと、身体がうまく支えられない感じかする。
  • 動画を撮ると、思っていたのと異なる”姿勢”をしている。具体的に言うと、自分で思っていたより反っていたり、身体全体をつぶしているような印象を受けたり。
  • レッスンを受けるときに、先生の動きを見ながら、動くのが不得意(新しい振り付けを学ぶときなど)。

    視線が固定されると、動きを追うことが難しくなるため。

  • 動画を見ると、顔がこわばっていたり、微笑もうとしていても引きつっていたりすることが多い。
  • 群舞(ぐんぶ)で、他の方たちと動きを合わせたり、その全体のなかで、動きを際立たせるのか不得意。
  • 顔で踊っている。
  • ゆったりとした気持ちで踊れない
  • 目が疲れやすい。
  • 首や肩が疲れやすい。
  • 腰や膝に負担が来る。重い。

 

 

どうしてこのようなことが怒るのかと言うことを簡単に説明します。

  • 鏡はたまに動きを確認するのに役立ちます。しかし動くときに動作や角度を細かくチェックしながら行うと、凝視しながちになり、「からだ」が固定されます。
  • 自律神経系も過剰に交感神経が働きやすくなります。
  • 鏡を動きのガイドに使うと、筋肉や関節の受容器からやってくる深部感覚自己受容感覚固有感覚とも言う。俗語では筋感覚)からやってるフィードバックを次の瞬間の動き反映させる能力がトレーニングされなかったり、衰えたりするので、踊りにくくなります。

 

個人的には、スマホやタブレットで動画を撮影して、後で動きを確認したり、鏡に視線を固定しないソフト・フォーカス・アイで、ご覧になることをお勧めします。

 

 

もうすでにミラー・ハビット、鏡癖がついてしまった方には、アレクサンダーテクニーク教師かわかみのレッスンをご受講されることをお勧めします。

と申しますのは、個人的にミラーハビットとともに生きていた時期がありまして、当時レッスンを受けていたときに、どのアレクサンダーテクニーク教師からも指摘されなかったので、気づいて、その癖を手放すのに時間がかかりましたし、かなり試行錯誤しました。おかげさまで、ノウハウを蓄積できました。

 

私のレッスンで上記の癖を解消するために行うのは、おおよそ次のことです。

  • 自律神経を落ち着かせる(アレクサンダ-テクニークのインヒビションによる効果)
  • 全身の動きのつながり(アレクサンダーテクニーク用語で言うところのコーディネション)を取り戻す
  • 目の使い方と全身のコーディネーションのつながり
  • 私たち自身の肉体・身体を観察するときの脳の使い方(アレクサンダーテクニーク用語でいうところのインヒビションディレクションの具体的なやり方~脳のどの部分を使うのか
  • 伸びやかになるための指示(アレクサンダーテクニーク用語で言うところのディレクション)を与えるときの脳の使い方
  • これらを学ぶための自修の手順

 

近々、上記を含んだ内容のグループレッスンをします。

 

 

2017年11月27日(月) 14:00-16:30 東京・荻窪グループレッスン

視界への注意の向け方を変えることで、表現する「からだ」を楽にしっかり支えるようになる。説得力のある存在の質を取り戻す

視界への注意を変えることで、サポートを力まずに強くなり、清涼や肺活量が増して、容易に動くことができるようになります。

楽器奏者、ダンサー、対人援助職、ボディワーカー、武道愛好家の方たちに特に役立ちます。