2004年の秋ごろから、数ヶ月にわたってジェレミーさんからトレーニング・コースが収益を上がられないというメールや電話があって、夜な夜な相談に乗りました。

私から行ったアドバイスは3つ。

1つめ。

働いているスタッフを大事にすること。

当時のスタッフは、トレーニーで授業料を免除していただくかわりにスタッフになる方が多かったのですが、スタッフになってから体調不良のため、トレーニング自体をやめてしまったり、やすんでしまったりする方たちが続出していました。

スタッフさんたちをこき使うのはやめなさいということと、

「スタッフに休みを与えないのに、時分だけ長期休暇をとって遊びに行くのは、日本では経営者にあるまじき姿ですよ。スタッフはやる気を失いますよ」

と申しました。

 

2つめ。

だれに広めてゆきたいのかターゲットをはっきりさせるべきだ。

 

3つめ。

スタッフではない教師から生徒さんをご紹介いただいたときには、なんらかの感謝の気持を示してください。

 

もちろんこういうときは少し持ち上げる必要もあるから、

「改革が成功すればジェレミーさんはよい人だし、やろうとしていることも社会的に意義があるから、うまくいきますよ」

と必ず申し上げました。

 

ところが冬になって、いきなり彼の奥さんから電話がかかってきて、

「ジャレミーが、KSさんとKIさんを首にして、あなたとTさんを雇いたいと言っている」

と言うのです。

「今までお話していたことは、いったいどうなったんですか?」とお聞きしたところ、

「そんなことはどうでもよいから、ジェレミーといっしょに働きたいかどうか」

私は答えました。

「私は今までどうでもよいことは言いませんでした。それをどうでもよいとおっしゃる方とは組めません。ずっとおふたりに学校を譲ると言っていたのに、クビにするのはあまりですし。

もしTさんが働くとしたら、きちんと雇用保険のこととかしっかりやってください」

そのようにお願いしました。

 

私の予想に反してTさんもジェレミーさんと一緒に働くことになりました。

 

そして2005年の5月。ジェレミーさんたちが在京の日本人教師たちの多くを集めて、

 

「教師たちが生徒をATAから取っている。だからホームページのリンクも外す。あなたたちも自律してください」と経営コンサルタント氏から話がありました。

 

私が名古屋に2週間行っているあいだのことだったので、私はその場にいませんでしたが、KSさんからお電話をいただき、そういうことを言われたと涙ながらに訴えられました。

 

「それで黙っていたのですか?」私は尋ねました。彼女は答えました。

 

「外国人のベテラン教師のワークショップに生徒さんを送り込んできた。生徒さんを奪っているなんてとんでもないと言ったけれど、聞く耳を持ってくれない」

 

私は裏を取るために、複数の出席者に確認を取りました。確かにそのやり取りはあったということでした。

 

次にスタッフになっているTさんに事実関係を尋ね、事実だったら謝罪をして欲しい旨をお伝えました。彼女から返ってきた答えは、信じられない内容でした。

 

「事実だから」

 

正直怒りがこみ上げました。今と違って、キャシー・マデンさんのワークショップにさへ外部から5-7人しか来なかった頃です。

 

直前のキャシーさんのワークショップにいらした、外部の生徒さんのうち、4人はKSさんの、3人は私の生徒さんでした。

 

「Tさん、貴方の生徒さんはひとりも来たことがないよね?」という言葉を飲み込んで、

 

「それっておかしくないかい?」と言いましたが、ムダでした。

 

その後何度が英語でジェレミーさんにそのことを訴えましたが、ナシのつぶて。こんなことはすぐに解決できると思っていたのですが、甘かったです。

 

私はまっとうにレッスンを続けて、アレクサンダーテクニークの研鑽を続け、アレクサンダーテクニークをアレクサンダーの発見を伝えていこう。生徒さんと新しい発見を続けようと決心しました。