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現在全国の書店で発売中の武道雑誌 月刊「秘伝」2013年1月号にアレクサンダーテクニークが登場しています。

内容は、アレクサンダー・テクニークを正座することや、柔術合気道の基本と言われる座り技に応用しようという、意欲的な内容です(意欲的と書きましたのは、ふだん生徒さんとこういうお稽古をしている訳ではないからです)。

写真は、雑誌に掲載されたものです(レイアウトは変更しています)。注目していただきたいのは、技を受けている”受け”が崩れる時の状態です。足の親指の腹側ではなく、背側が地面に接しています。

本当に”崩し”が掛かっていなければ、このような崩れ方はしません。

 

さて、今回の「秘伝」の取材にご協力してくださった、ある武道上級者の方で、アレクサンダー・テクニークは今回が初体験だった方からご感想をいただきましたので、掲載させていただきます。

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アレクサンダー・テクニークを教わるのは初めてでしたが、とても興味深い体験でした。
のびのびとしたイメージを持って動くというのはこれまで体技の稽古で経験してきたことですが、
自分の体の構造を意識しつつ動かすこと、その方法が、解剖学などに基づいた綿密かつ具体的であることに驚きました。

合気あげ※1のような組み手は苦手だったのですが、傍についた先生のアドバイス通りに意識して動くと、小柄な私でも大柄な男性を崩すことができ、感動しました。

武道の稽古に生かす場合、どういう動きをするのか予測できない相手といざ対峙して、とっさにこのような綿密かつ正確なイメージを保ちつつ動けるようになるには、根気良く地道な訓練が必要だと感じました。常に先生が傍にいてくださってアドバイスしてくださるというわけにはいかないでしょうから・・・。※2

印象に残ったのは、「イメージが動きにはっきり出すぎると相手がそれに反応して抵抗しようとする」というお話でした。
その辺のさじ加減も含めて細かい感覚が必要になってくると思うのですが、そういった感覚は練習していくうちに養われるものなのか、もともと本人の持っている能力に左右されるもので個人差が大きいのか、どちらなんでしょうか。質問
感覚がおおざっぱで鈍い私としては前者だとありがたいのですが・・・(笑)

細かい感覚を持ってそれを正確に動きに反映させることで、その人の持つ身体能力が最大限発揮されるならば、武道の稽古人で体格や腕力に恵まれない人にとっては練習する価値があると思います。

参加記念に大変詳しい資料をいただきましたが、学ぶ上でも、他人に伝えていく上でも、細かく整理され体系づけられたメソッドは素晴らしいと感じました。

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※1 合気上げ
合気道の源流になった大東流合気柔術で行われる基本的な技。相手に滞りなく”力”を伝えるだけではなく、腰や首への”崩し”を掛けるようだ。今回の特集に写真を掲載させていただいたものは、厳密には”合気上げ”とは言えないだろう。
なお、”崩し”に関しては、「秘伝」誌面にヒントを書いたので、ご興味のある方は読んで研究してください。”崩し”に関しては、誌幅の都合上大幅に割愛されましたが、大事なポイントを12つ掲載しました。


※2 私も同意権です。


質問
その辺のさじ加減も含めて細かい感覚が必要になってくると思うのですが、そういった感覚は練習していくうちに養われるものなのか、もともと本人の持っている能力に左右されるもので個人差が大きいのか、どちらなんでしょうか?

回答
そういった感覚は適切な練習を通じて養われてゆきます。
もともと本人の持っている”才能”には左右されるかもしれませんが、仮にそうだとしても、あれだけの短時間のお稽古で”上達”されたのですから、逆に”才能”があるのかもしれませんね。

今回の内容は面白かったですか? 続きはレッスンで。

2003年1月以降のレッスンはこちらに。来年3月にかけて、東京、横浜を中心に、札幌、飯田、静岡、浜松、福岡、大牟田にも出張して、レッスンいたします。